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2017年10月20日
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明後日の選挙に備えて、日中各政党の政策をネットで読んでいた。
今日読めなかった分は明日中に読まなければならない。

一つ一つの政策をとやかく言い始めると切りが無いので(笑)、
政策の内容とは全く関係の無いところで感じた不満について書きたい。

希望の党の政策の1つになっている「ダイバーシティ社会」。
この言葉の意味を正しく理解している人達が日本にどれだけいるだろう。

そもそも、diversityとは「相違」や「差異」を表すことばで、differenceに近い。
differenceとの大きな違いは、diversityに「人種の多様性」という意味がある点である。
1980年代にアメリカの科学者によって作られた「biodiversity(生物多様性)」も
この言葉が土台になっている。

1990年代に入り、欧米で人種、国籍、宗教、障害、性別、性的指向、年齢などのほか、
個人や集団の間で違いを生む可能性のある全ての要素を考えた社会を望む動きが出てきた。
それが本当の意味でのダイバーシティ社会である。
日本語化すると、「多種公平社会」などということになるかもしれない。

ところが、外来語の内容を正確に想像できる日本人が少ないため、
ときとして見事に短絡的な定義付けをされてしまうことがある。
この言葉を聞くと「女性活用社会」という印象を持つ人がかなり多いのではなかろうか。
実際には「バリアフリー」や「多文化社会」「多人種社会」など、
数多くの意味合いを持つ言葉なのに、極めて単純に受け止められてしまう。

その原因は簡単である。カタカナを使うのがいけないのだ(笑)。
昔の小学校の国語の教科書には、「日本語にはカタカナがあるために
外来語をそのまま用いて日本の文化に採り入れることができた」という文章があった。

表面的には正しいが、日本人自身のために、やってはいけないことだったと思う。
発音が正確でないのはさておくとしても、内容が正確に伝わらないのはまずい。
指し示すものを正しく表現するためには、やはり日本語化した方が良いのである。

「テレビ」を中国語で「電視」というように、すべての外来語を日本語化していれば、
今ほど子供たちの国語力が落ちなかったのではないかと私は考えている。
「上手い日本語を思いつかなかったから仕方なく」というのならまだわかるが、
ときには大人でも格好をつけるためにカタカナで表現したりする。

ファミレスと呼ばれる大衆食堂で(笑)、注文を取るときに女の子が
「パンにしますか、ライスにしますか?」と聞くのが常態化してしまったのは、
そういった日本人の非常にくだらない虚勢のはり方のせいである。
そもそもラテン語系のパンと英語のライスを並べている時点で十分に恥ずかしい(笑)。
以前も書いたが、私はその問いには常に「ご飯で」と答えることにしている。

そろそろ外来語をそのままカタカナで採り入れるのは止めるべきだ。
グローバル化と外来語の多用は全く意味が違う。
じっくり考えても上手い言葉が見つからなければ、日本語を創り出せばいいのだ。
上述の「多種公平社会」が面倒なら「多公社会」と省略すればよい。
ファミレスやコンビニなどという甚だいいかげんな外来語の略語が創れるのに、
なぜ日本語が創れないのだろう。

大人はもう少し日本語を大切にすべきである。
大人が日本語を守らなければ子供たちが守るはずがない。
我々は日本語の美しさ、日本語の温かさをもう一度きちんと見直すべきではないだろうか。


※文中で使っている外来語を一応日本語化しておく(笑)。
 「ネット=国際網」「バリアフリー=障壁撤去」「パン=麦食」
 「グローバル化=地球規模化」「コンビニ=便利店」





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Last updated  2017年10月21日 14時21分57秒
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