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50代の転換期

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Headline News

2018年03月24日
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カテゴリ:主義主張
ネットで24日のニュースを見ていたら、50代の「大御所」が3人登場した。
一人は野球中継を30年以上担当するアナウンサー松本秀夫氏で、
あとの二人は「とんねるず」の石橋貴明氏と木梨憲武氏である。
偶然3人とも56歳だった。

松本アナウンサーは去年ニッポン放送を退社し、フリーのアナウンサーになったようだが、
野球中継を聞くと「ああ、この人か」とすぐに分かる声の持ち主である。
記事の中では名物アナウンサーと呼ばれていた。

「プロ野球実況の名物アナ 後進育成に“熱烈指導”」というタイトルで、
退社後に「スポーツ実況アカデミー」を開設し、将来の「花形アナ」を目指す大学生らへ
しゃべりの特訓をする様子が記事に書かれていた。

とんねるずの方は、こちらも30年続いた「とんねるずのみなさんのおかげでした」が
最終回を迎えたので、ラリー遠田というお笑い評論家がそれについて書いた記事である。

◆しかし、とんねるずの2人は最後まで弱気な姿や負け顔を見せることはなかった。
◆格好良くて楽しくて面白い。自分たちの流儀を貫き通して、有終の美を飾ってみせた。
◆稀代のバラエティタレントがフジテレビに刻んだ30年の栄光の歴史は、
◆時が過ぎても色褪せることはないだろう。

と最後は大讃辞で結んでいる。
「39歳のお笑い評論家の目にはこういう風に映るのか」とある意味感心してしまった。

ただ、木梨氏の何をやってもそつなくこなす様子と比べ、
いつになっても子供のようにぎこちない雰囲気を持つ石橋氏を私は好きになれないので、
この評価はどうもピンと来ない(笑)。
この番組をあまりまともに見たことがないのもピンと来ない理由なのだろうが(笑)。

もっとも、この2つの記事を読んで私が気になったのはそういうことではない。
どちらも30年にかなりの重みを持たせている点である。
30年前は3人とも20代だから、「駆け出し」と呼ぶべき存在だったろう。
そこから経験をどんどん積み重ねてベテランになったわけだ。

だが、人間は30年で本当にベテランになれるのだろうか。
私は塾講師としてこの3月で39年目を終え、4月から40年目に入る。
もちろん20年選手や30年選手よりはマシだろうと思っているが、
自分がすっかり一人前で、塾講師として完成されているなどと思ったことは一度も無い。
「あ、この説明ではわかりにくかったな」と感じることは今でもあるし、
時間が無いので少し早めに説明し、生徒にポカンとされたことも今年度に1~2回あった。

あくまでも個人的な考えだが、
人間が「本物」になるには、50年くらいは必要なのではないかと思う。
20歳から何かの仕事を始めて、70歳でどうかというところではないだろうか。

学校を例に挙げると、大卒の新任から校長を終えるまで教え続けたとしても
38年しか教えられない。したがって、60歳定年は本当にもったいないと感じる。
定年後の常勤講師の機会があれば、退職された方は頑張ってほしいところだ。

何年か前の英語の教科書に「花火職人になって10年が過ぎた」という内容の文章があったが、
私は「はぁ?」と思ってしまった(笑)。
わずか10年で一体何がわかるのか、ということである。
毎年その文に触れるたび、「塾長は30年以上やってるけど、
立派な塾講師だなんて思ったことないよ」と生徒達に言ったことを覚えている。

つまるところ、自分の生業に関しては「謙虚・忍耐・継続」がすべてなのだと思う。
「読ませる記事」を書くためには必要なことなのだろうが、
50代の人間を大御所や名物○○ともてはやすのは、私には賛成できない。





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Last updated  2018年03月27日 05時08分10秒
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