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2018年05月29日
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カテゴリ:主義主張
日大アメフト部の部員がどのような思いを抱いているのかを綴った声明文が
今日29日付けで発表された。
引用の方が遥かに長くなってしまうが、
彼らよりもおよそ40年長く生きている人間として感想を述べてみたいと思う。

声明文は「お詫び」から始まっている。
「ケガを負ったQBの選手とご家族の皆様」
「関西学院大学アメリカンフットボール部関係者の皆様」
「関東学生アメリカンフットボール連盟その他の関係者の皆様」
に対するお詫びである。そしてさらに、
「アメリカンフットボールを愛するすべての皆様、そして社会の皆様」
に対しても詫びている。

詫びなければならない理由はその後に続いていた。
「私たちの大切な仲間であるチームメイトがとても追い詰められた状態になっていた
 にもかかわらず、手助けすることができなかった私たちの責任はとても重い」
「これまで、私たちは、監督やコーチに頼りきりになり、その指示に盲目的に従って…」
「深く考えることも無く、それがチームの勝利のために必要なことと信じきって…」
「監督・コーチとの間や選手間のコミュニケーションも十分ではありませんでした。」
「そのような私たちのふがいない姿勢が、
 今回の事態を招いてしまった一因であろうと深く反省しています。」

極めて冷静で、謙虚な自己分析だと思う。
「日大アメフト部の部員が声明文を出した」と聞くと、
我々一般人の多くは、まず「監督やコーチを弾劾する文章だろう」と考える。
ところが、実際にはそういう内容はほとんどない。
いや、全く無いと言ってもいいかもしれない。

監督やコーチに向けて書いたと思われる文は、唯一
「それらの捜査・調査に際しては、関係者の皆様にも、
 私たちが信じているチームメイトのように、誠実にありのまますべてをお話しして、
 その責任をしっかり受け止めていただきたいと思っています。」だけである。
「監督やコーチがスポーツマンシップに反する指示を出した」などと糾弾する文は
一つも無いのだ。私にとっては、ここが一番心を動かされた点である。

また、後半の部分で自分たちの決意を表明しているのも素晴らしい。
「私たちは、日本大学アメリカンフットボール部全体が生まれ変わる必要があることを
 自覚しています。」
「絶対に必要だと今思っていることは、対戦相手やアメリカンフットボールに関わる
 全ての人々に対する尊敬の念を忘れないこと、真の意味でのスポーツマンシップを
 理解して実践すること、グラウンドではもちろんのこと、日常生活の中でも
 恥ずかしくない責任ある行動を心がけるなど
 常にフェアプレイ精神を持ち続けることを全員が徹底することです。」

こういう文章が書ける時点で、彼らはすでに真のスポーツマンシップを
充分理解していると言えるのではないだろうか。

「そして、いつか、私たち日本大学アメリカンフットボール部が、
 部の指導体制を含め生まれ変わったと皆様に認めていただいた時には、
 私たちが心から愛するアメリカンフットボールを他のチームの仲間たちとともに
 プレーできる機会を、お許しいただければ有難いと思っています。
 また、そのときには、もし可能であれば、私たちのチームメートにも
 再びチームに戻ってきてもらい、一緒にプレーできればと願っています。」

歪んだ読み方をする大人達もいるのかもしれないが、
私はこの文章は彼らの純粋な心から生まれたものであると信じる。
純粋な心で悩み、苦しみ、考え抜いた末に完成したものであると思えるのだ。
彼らには、今の気持ちを忘れず、常に前を向いて精進を続けてほしい。
そして来年以降、スポーツマン精神にあふれるプレーを観衆に見せつけてほしいと思う。





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Last updated  2018年05月29日 23時10分06秒
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