ついに芽が出た亀井義行
ジャイアンツの亀井義行が、ついにレギュラーをモノにした。大学時代から応援し、きっとすごい選手になるだろうと思っていたのだが、チームの度重なる補強の波に飲み込まれ、なかなか芽が出なかった。もちろん、荒波を乗り越えられなかった亀井にも責任はあるが、キャプラーやホリンズといった外国人を我慢して使ったことを考えると、もう少し、若手育成に力を入れてもいいのではと感じていた。今年はラミレスの加入もあり、昨年以上に絶望的な立場で開幕を迎えた。しかし、谷選手の不調もありチャンスをつかみ、今回は手放すことがなかった。特に、昨日の2HRはすばらしかった。この1ヶ月の成績は、83打数25安打で打率は.301。ホームラン4本7打点である。シーズン前にはまったく予想が出来なかった。まさか、この時点で、規定打数に乗っているなんて想像できなかった。もちろん、谷選手も良い働きをしているし、虎視眈々とレギュラーを狙っている選手もいるだろう。まだまだレギュラーが確定したわけではない。とりあえず、1ヶ月はレギュラーを張ったという実績が出来たに過ぎない。しかし、ここまでくれば亀井は必ず巨人の中心選手として活躍できると思う。怪我に気をつけて、この調子で1年を乗り切ってほしい。守備や走塁は文句ないのだから、打って打って打ちまくってほしい。