ポセイドンの目覚め

４年前、鳴り物入りで入学した四天王(中大・上野裕一郎、日体大・北村悟、順天堂大・松岡佑起、東海大・伊達秀晃)もついに最終学年を迎えた。これまでファンを十分すぎるほど楽しませてくれた４人だが、彼らが所属する大学の４つのうち３つがシード落ちするという悲劇に見舞われた。

中　大(７位・シード権確保)　　上野裕一郎(３区２位)
日体大(12位・シード落ち)　　　北村　悟　(２区８位)
東海大(途中棄権・シード落ち)　伊達　秀晃(２区４位)
順天大(途中棄権・シード落ち)　松岡　佑起(不出場)

何ということだろう。好走したのは伊達ぐらいか。北村は、実力を出し切れず、上野は結果そのものは悪くないものの風邪の影響で本来の走りが出来なかった。故障が判明していた松岡は、チームが往路で途中棄権したため、無理して出場することはなかった。

数々のドラマを作ってきた彼らの最後の箱根は、誰一人満足のいく結果とならなかった。しかし、日本長距離界の宝であることは間違いない。全員実業団に進む予定なので、今後も応援したいと思う。