カテゴリ:マラソン
男子マラソンの世界記録保持者のハイレ・ゲブレシラシエ(エチオピア)が、北京オリンピックのマラソン出場を回避することを検討していることがわかった。北京の大気汚染や高温多湿などを心配しているからだという。
彼のマネジャーは「強行出場して優勝したとしても、それで選手生命を縮めることはよくない。」と話した。無理せずとも、次回のロンドンオリンピックで勝つチャンスがあるとも語った。 確かに、あの汚染された空気の中で走るのは嫌なものだ。加えてアジアの気候も難敵となるだろう。しかし、今走れば、ほぼ間違いなく金を取れるのに、4年待つのは辛いであろう。 ケースは違うが、かつて、瀬古利彦が4年間待たされたことがあった。日本がモスクワオリンピックをボイコットしたからである。モスクワに出場すれば、大本命だった瀬古。4年後も、依然優勝候補ではあったが、結果を出すことはできなかった。 4年という歳月は、スポーツ選手にとってはあまりにも長い。たとえゲブレシラシエほどの選手でも、北京を回避してしまうと、次はどうなるかわからない。マイナス面には目をつぶっても、勝てるときに勝っておくほうがいいように思う。 最終的には本人の決断次第だが、北京オリンピックの中でも最大の目玉の一つなので消えてほしくない。是非、走ってほしいと願う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.01.23 05:44:48
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