中学2年生のとろろ丼さん
夏休みの宿題に、「平和新聞」とかいうものがあるのですが、
未だ手付かず。
かわいそうなのは、ちょっと情報過多なところ・・
両親ともに、大東亜戦争の記録を見るのが好きで、
この際、彼女をダシにして、行ってみたいところが色々とある母と、
元から戦争の記録映像やドキュメンタリー、戦時中の日記を集めるのが好きな父とから、
山のような資料が提供される・・・・・
まぁ、その中から彼女の趣味で好きなものを集めればよいのだけどね。
この間、彼女と一緒にお出かけした戦争関連の博物館、展覧会は以下のとおり。
スチル写真でみる日本の映画女優 第二期 トーキーと戦争の時代を中心に
東京近代美術館 フィルムセンター
入館料
一般200円/大学生・シニア70円/高校生40円/中学生以下・障害者(付添者は原則1名まで)は無料
交 通
東京メトロ銀座線「京橋駅」出口1から昭和通り方向へ徒歩1分
都営地下鉄浅草線「宝町駅」出口A4から中央通り方向へ徒歩1分
JR「東京駅」下車、八重洲南口より徒歩10分
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入館料が嬉しい価格でしょ。この特別展だけでなく常設展も観覧できます。
「第二期 トーキーと戦争の時代を中心に」は8月19日までです。
戦時中の「国策映画」「戦意高揚映画」などを演じた女優達のスチル写真の数々。
当時の映画雑誌の展示(触れないけどね)もあり、
母は、マキノ正博監督の妻だった轟夕起子や、水の江瀧子、李香蘭などの若々しい魅力的なスチル写真が観れて満足。
オネエサマ好きのとろろ丼さんにもちょっとウケてました。
東京大空襲の生き証人 鈴木賢士写真展
東京大空襲・戦災資料センター
入館料(協力費として支払います 完全に民間民営の資料センターです)
一般300円・中高生200円・小学生以下無料
交 通
東京メトロ半蔵門線「住吉駅B1出口」徒歩15分
JR「秋葉原駅」中央改札口
2番バス乗り場から都バス《葛西駅行き》で35分、「北砂1丁目」下車2分
ほか、たくさんのアクセス方法があります。我が家は錦糸町駅からタクシーで行きました。
740円でした。
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この展覧会については、私の7月29日の日記と、
アライグマオヤジさんの写真付き日記、
東京大空襲・戦災資料センター 鈴木賢士写真展「東京大空襲の生き証人」
東京大空襲・戦災資料センター 鈴木賢士写真展「東京大空襲の生き証人」 (続き)
をごらんください。
ここの資料センターは、また後日、ゆっくり観覧に行くつもりです。
さらに、8月3日は、栗山千明のトークイベントに行く前に、
江戸東京博物館に行ってきました。
常設展入館料
一般 600円/ 65歳以上の方 300円/ 大学生(専修・各種含む) 480円
高校生・都外中学生 300円/ 都内在住または在学中学生・小学生・未就学児童 無料
交 通
JR総武線 両国駅西口下車 徒歩3分
都営大江戸線 両国駅(江戸東京博物館前) A4出口 徒歩1分 他
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こちらには「東京大空襲コーナー」があります。
また、12月9日まで、常設展入館料のみで観覧できる企画展として、
「風船爆弾と勤労動員」が開催中です。
私のお目当てはたくさんのジオラマ。
特に特にみたかったのは、浅草電気館や凌雲閣(浅草十二階 懐かしい仁丹塔)の模型です。
3月10日の東京大空襲で焼かれたあと、同年4月には再建・慰問興行を開始したという、
その浅草電気館の大きな模型が観たかったんですよね。
にぎわう昭和初期の街並み、それが空襲で灰燼に帰した風景、
その両方をイメージできるようになっているので、こちらも是非みせたかたんですよね。
とろろ丼さんは、凌雲閣の模型を観て、
「はいはい、浅草十三階でしょ」と反応してました(笑)。
「サクラ大戦TV」に浅草十三階という高層建築が魔の塔になってしまう、
というお話があるんですよね。
母の好きなすみれさんととろろ丼の好きな敵キャラの紅の弥勒さんが激突するんですよ。
ま、そのモデルになった建物が実際にあったんだと常々教えていましたから。
「戦争」関連の展示はもちろん興味深かったですが、
江戸ゾーンで大名家の籠にのったり、
火消しの纏や千両箱を持ってみたり、
東京ゾーンで、人力車やダルマ自転車にのったり、
なかなか楽しめました。
今の社会の現役世代は、戦争の実体験を持たないけれど、
まだ、当時のことを記憶している方々が実際に生きていらっしゃって、
これまではなかなか話す気持ちになれなかったことも、
62年たった今だから、伝えておかなくてはならないと思うようになった方々がいらっしゃる。
たくさんの出版物や映像や音声の記録も残っている。
だから、子どもと一緒に自分も学んでいきたいと思っています。
・・・・・・・ときどき、違う方向に暴走する困った母ですけどね。