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 緑と地球を愛する一市民です。大切な問題(自然環境や教育環境)について一緒に考えていきたいと思います。

1、自然環境については『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』(洋泉社)やアル・ゴア氏の『不都合な真実』に関するイギリスの高等法院の判決など、争点になりそうな問題を私なりに「勉強」してまとめています。

2、社会環境・教育環境について「子どもたちや教職員、そして生活者のすべてが元気になるような方向」を探っていきたいと考えています。
 ただ、「ワーキングプア問題」や「派遣社員の雇い止め」に象徴されるように大人社会が「生存権」さえまともに保障されていない中、「教育環境も深刻な崩壊の危機」にさらされているのではないかと危惧しています。

〔この危惧が現実のものであることはHHKスペシャル「しのびよる貧困 子どもを救えるか」
http://plaza.rakuten.co.jp/shchan3/diary/200910110000/ でも放映されました。〕

 
 一人ひとりが幸せに生活していけるような「社会環境」を目指しつつ、当面できることや実践的なことも含めて発信したいと思います。

 HP “しょう”のページはこちら  http://www.geocities.jp/shchan_3/
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2020.01.02
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​​​  今年もよろしくお願いします。

 早速ですが、年末の「カナリヤの歌」という記事(2019年12月30日付朝日新聞)を紹介します。​テーマは気候変動(地球温暖化)。
 編集委員の二人が記事の末尾で述べている言葉「国際交渉の歩みはあまりに遅く、まだ時間があると思っていたが、世界が変わるより地球が変わる方が速かった。ただ、希望はまだある」「取材の翌週、小学生に温暖化の授業をした。2100年の地球がリアルな世代だ。『どうすればいいですか』と質問され、先送りはできないと強く思った」に共感を覚えました。


 まず1面(「吹き飛ばされた、いつもと違う、何かおかしい」)では、9月にカリブ海のバハマを襲った風速82mのハリケーン「ドリアン」による甚大な被害(下の写真)、日本を襲った台風15号・19号の被害に触れます。



 本ブログの関連記事1、​ 

 「今年(2019年)の日本の平均気温は過去最高を更新する見通しだ。日々の暮らしで感じる「おかしい」が地球のあちこちで共有されている。だれがいつ被害にあっても不思議じゃない。

 以上、1面のごく概略ですが、2面についてはより詳細な紹介をします。

 世界中が気候危機を実感している。ドミノ倒しのような悪循環に陥り、生存の基盤を失うかもしれない。岐路となる10年が始まる。(石井徹、戸田政考)

 わずかな温暖化でも、気温や海面の上昇などが連鎖的に起こるスイッチが入り、不可逆的な段階に移行するという説がある。英科学誌ネイチャーは11月、「転換点は近い」という論評を載せた。引き金になるのは「特に北極域の氷床だ」(・・・)​​

​ 12月に入ったというのにその滝は凍りついていなかった。8割以上が氷で覆われるグリーンランド。中心都市ヌークからボートで1時間ほど東にある高さ40メートルほどの滝は、通常なら10月中には完全に凍るという。(・・・)

 
 海に流れ落ちる滝は12月なのに凍っていなかった
 =グリーンランド・ヌーク近郊
                   石井徹撮影

 デンマーク気象機関によると、この1年に解けた氷床は平年を2割上回る約3300億トン。7月31日から3日で310億トンが解けた。世界の海面を0・1ミリ押し上げる規模だ。(・・・)

 北極圏は温暖化を先取りしている。世界の平均気温は産業革命前から約1度上昇したが、北極域では約3度に達する。白い氷や雪が解けて黒っぽい陸や海が顔を出すと、太陽光の反射率が減って熱がこもり、氷の融解が加速する。そんな増幅効果が働く。

 極域の氷と、足元の異常気象はつながっている。

 地球上の熱エネルギーの9割以上は海に蓄積される。この100年間で世界の平均海面水温の上昇は0・54度、日本近海は1・12度。台風19号は本州の近くまで広がった27度以上の海面水温の海域を進み、強大化したとされる。(・・・) 

 温暖化は私たちの家計をも脅かす。西日本豪雨などが相次いだ昨年度、気象災害による損害保険会社の保険金支払額は1兆5千億円を超えて過去最大に。今年度もこれに次ぐ1兆円規模になりそうだ。損保各社は今年10月、火災保険料を5~6%程度上げた。2021年1月にも再値上げの予定だ。

 スウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥンベリさん(16)に触発された若者主催で、9月に世界で760万人が参加した「グローバル気候マーチ」。11月29日、国内では25都府県で約2千人が行進した。東京・新宿の都庁近く。「地球は暑くなり過ぎている」などと書いたプラカードを持ち、生まれて初めてデモ行進に加わった学習院大3年の栗林燦(あきら)さん(22)の姿があった。


 参考資料(グローバル気候マーチに関するネット公開画像)

 きっかけは台風19号だ。
 首都圏に迫っていた10月12日。東京都昭島市の自宅で目の前の多摩川がみるみる増水するのを見た。食料や身の回りのものをリュックに詰め、家族と車で家を出た。「異常気象は来るところまで来ている」。マーチには一人で参加した。「こんなに多くの人が気候危機に関心を持っている。大学生でもできることはあると感じた」という。

 グリーンランドのヌークの高校生、サッシャ・ビルドルフさん(19)は今年3月、グリーンランドで初めて若者による気候危機を訴えるデモ行進を企画した。約200人が、石油やプラスチックの使用削減などを求めて行進した。

 6月にはデンマークの国会議員選挙に立候補した。「自分や子供の将来が心配で、何もしないよりはいいと思った」。気候変動対策を訴えたが、当選はできなかった。「若者は自分の教育を犠牲にして世界を変えようとしている。私たちの声を聞いて、リーダーは行動を起こし始めないといけない」

​ 「科学から離れている暇はない」。12月にスペイン・マドリードで開かれた気候変動枠組み条約締約国会議(COP25)で、グレタさんは訴えた。世界各地から集まった若者たちも連日、温暖化の原因をつくった先進国やこれまでの世代に責任ある行動を求める「気候正義」の実現を迫った。日本から参加した約20人の若者は、世界の若者たちの行動力に目を見張った。日本大3年の太田紘生(ひろき)さん(22)は「どうしたら活動が広がるのか、まず自分自身が勉強したい」と話した。

​​​​ 若者たちは動き出した。次は私たち大人の番だ。
​​​​

 ■排出上限は目前
 地球温暖化が重要課題になったのは1980年代後半。国際社会はまず、大気中の温室効果ガス濃度を安全な水準で安定させるとした気候変動枠組み条約を発効させ、97年に採択した「京都議定書」で先進国に排出削減を法的に義務づけた。その後、すべての国が参加する「パリ協定」が15年に合意され、20年から本格的に動き出す。

 パリ協定は、産業革命前からの世界平均気温の上昇を2度未満、できれば1・5度に抑えることを目指し、今世紀後半に排出を実質ゼロにすると定めた。ただ、各国が今の削減目標を実現しても3度程度に達してしまう。

​ IPCCが示すカーボンバジェット(炭素予算)という考え方によると、1・5度に抑えるには産業革命以降の累積排出量を2・6兆トン(二酸化炭素換算)程度にとどめなければならない。だが、排出は増え続けており、30年前に1兆トン程度だったのが17年に2・2兆トンに達した。このペースだと、10年もたたずに上限を超える。​



 編集委員 石井徹 1960年生まれ。97年の温暖化防止京都会議(COP3)から環境・エネルギー問題を取材。国際交渉の歩みはあまりに遅く、まだ時間があると思っていたが、世界が変わるより地球が変わる方が速かった。ただ、希望はまだある。

 科学医療部 戸田政考 1985年生まれ。世界の環境問題を伝えたくて電機メーカーから記者に転職。取材の翌週、小学生に温暖化の授業をした。2100年の地球がリアルな世代だ。「どうすればいいですか」と質問され、先送りはできないと強く思った。

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Last updated  2020.01.03 19:15:49
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