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August 13, 2008
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杉山です。

先週夏休みをもらって伊豆の温泉に出かけたので、お盆は
のんびり東京で過ごす予定です。
たまった原稿もあるしねー。。。。


先週、月刊「厚生労働」という雑誌の紙面座談会に出たと
いう報告をしましたが、そこで印象に残った話を少し書きます。


「子育ては第一義的には確かに親の責任であり、何でもかんでも
 行政や周囲の人に頼ってしまうというのは違うと思いますが、

 それにしても、社会がもう少し子育ての責任を担ってくださっ
 てもよいのではないかと思うのです・・・」

みたいなことを、その場でも発言させてもらいました。

「社会全体で子育て」を。というのが、4つ葉のメッセージでも
あるわけですが、それを強調しすぎると、


「生んでやったのよッ。わたしたちの言うことは何でも
 聞くものよッ」

と、うっかり勘違いして、公共に無体な要望をしてくるお父さん、
お母さんも出てきてしまうかもしれないし(出てこないと思うけど。
出てくるとしても、ごくごく一部の限られた人だけだと思うけど)、

そんな「うっかり」な人の話題は、一人歩きするスピードが早い
ので(例えば「モンスターペアレンツ」とか)、
それを鵜呑みにして、現場を見たわけでもない人が、

「子育て支援なんて、母親を甘やかせるだけ」と、
子育て支援の必要性そのものを誤解して否定する人まで現れるわけ
です。

全方向に注意を払って、できるだけ丁寧に極論にならないよう
お話をさせてもらうのですが、

ニートやフリーターの問題にも詳しい労働経済の先生が、
そのコメントを受けて、

「日本では、子育ては親の責任という風潮がとても強いように
 感じます」

と、おっしゃいました。


いい学校に入れるかどうかも、親の責任。

ちゃんと「いい子」で学校に毎日登校するかどうかも、親の責任。

いい就職先が決まったかどうかも、親の責任。

ちゃんと「いい子」で働いているかどうかも、親の責任。


みたいなところがある、といったご指摘でした。


昨今、入社説明会や入社式なども親が同行したり、親向けの
内容のものがあったりするそうな。
「親の責任」だと思っているんでしょうね。

「親の責任」とイコールなのが、「親の評価」なんでしょう。

子育ての評価ってことかな。
評価基準が、成績だったり、人に比べて抜きん出てできること
だったり、「名の通ったいい大学」だったり「名の通ったいい
会社」だったりするんでしょうかね。


言われてみると、そうなんだ!と、改めて思いました。

キッツイ世の中だなあ。

名の通ったナントカなんて、「幻想」に過ぎないのはわかって
いるけど、「一応押さえておく」みたいな感覚で、押さえておこう
としているのかもしれない。

そんなわけで、子どもと親は緊張関係を強いられ、常に周囲から
評価されているみたいな感覚ですごさなくちゃいけなくなっているの
かもしれません。


それよりは、一定年齢に達したら、「キミの人生はキミ自身で拓く
ものだよ。そのために必要な能力はこれまで十分育ててきたつもりだ」
みたいな、親離れ・子離れの儀式があってもいいと思うんだよね。
お互いのために。

そうすると、その前の子育て期の過ごし方も、その後の大人への
プロセスも、今とは違うものになりうるんじゃないかと思います。

のためにも。
もうちょっと、風通しをよくしてもいいんじゃないだろうか。

社会の風を硬直化した親子関係の中に通したい。

冷たくて、意地悪な風ではなく、

気持ちのいい風。
やさしい風。

そんなイメージ。


実質作業としては、子育てにおける、自助、共助、公助の
役割分担についての議論を深め、

公助、共助でやるべきことは何かを確認し、

それを、「やる」ことだと思います。

・・・・・・


タイヘンなのは、中村さんのブログにもあったように、
今は転換期で、いろいろな変化が各地で起こっているわけ
ですが、その真っ只中で子育てしている人たちは、

「おお! わが子のために、がんばるわ」
と思うわけだけど、

どうにかこうにか仕組みができて、それがなじんだ頃には
その子は小学生になっており、保育園にはいないんですよね。

これまでどんな話し合いがなされ、この仕組みになり、
それがどう変化していったかということが、どんどんと
見失われて、かたちだけが残る結果になりがちです。

まあ、どんな事業も多かれ少なかれ、そういうものですが、
「一本、筋を通しておく」ためには、少し意識して、そういう
そもそもの話もしておく必要があるのかもしれません。







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Last updated  August 13, 2008 10:18:10 AM
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