|
カテゴリ:當間紀子(子ども幸せ研究所)
こんにちは、當間です。
先週、地元の区民大学で杉山さんの講義を聞いていたら、 よく知った方が遅れて入っていらして、驚きました。 この春まで私が所属していた 子ども関連施設の運営委員会のメンバーで、 定年で仕事をリタイアなさったばかりのNさん。 「友人が若い妻と結婚して、 何と今更育児を始めたものだから、 仲間と一緒に、一生懸命に 今の子育てを勉強している最中です」 講義のあとの彼の自己紹介です。 全6回の連続講座をどうやら皆勤で受講、 若いお母さんたちとも、なんとなくなじんでいます。 区民大学だけじゃなく、 この夏から私が関わるようになったふたつの会議の 傍聴席でもNさんのお姿をお見かけしています。 勉強熱心で行動力もある。 帳票の整理や企画の提案の仕方などから、 現役時代も、かなり仕事のできる方だったのだろうと 容易に想像されます。 杉山さんの講座終了後に子ども関連施設の広報誌と 新規事業の子育てサロンのちらしを渡してくれました。 「ベビーカーのメンテナンスをします」 ベビーカーのメンテナンスの間に、 親子向けに紙芝居や絵本を読んだり パネルシアターなどを披露して楽しんでもらう企画。 小さな字で「ママチャリの整備もできます」 と書いてありました。 自転車の整備はともかく、 ベビーカーのメンテナンスだなんて。 汚れを落としたり、シートを洗うことはあっても、 油を注すこと自体、思いもよらなかったわ、私。 「目の付けどころが違うよね」 地元で人に出会うたびに宣伝したら 誰もが口を揃えて褒めていました。 とても丈夫に作られているベビーカーではあるけれど、 油を注すだけでも、見違えるくらいに 動きが軽く、操作しやすくなるんです。 ご近所の私立高校では、 もともと工業高校だったということもあり、 社会貢献活動の一環として 「おもちゃの病院」と 「車椅子のメンテナンス」を行っています。 この高校生の活動と、 Nさんたちの子育てサロンとが手を結べば、 なかなかいい活動になるよね。 区民活動支援施設事務局長のIさんと 勝手に盛り上がってNさんに提案しに行ったら、 「次回かその次辺りにお願いするつもりで 打診してあります」。 Nさん、もう手を打ってる。さすが。 実は両親学級を受講して、 最近の両親学級の傾向までしっかりリサーチ済み。 これには、区民大学で出会ったとき以上に 驚きました。 驚くというよりも、 その腰の軽さにシンパシーを感じてしまった。 いいなあ。 実は、もうひとりNさんがいらして、 こちらのNさんは、絵本の読み聞かせや折り紙など、 子育て支援にぴったりの特技をお持ちです。 孫育ての経験から親子支援をと運営委員になった方。 保育園や学童保育の事情にも詳しい。 情報提供などを目的としたスペースの運営でも、 ふたりのNさんの“接客”術はずば抜けています。 不安げに足を踏み入れた若いお母さんたちに さり気なく声をかけて、相談に乗ることができる、 頼もしい“じいじ”たち。 発足して7年目となった運営委員会にも、 新しい風が吹き始めているなと感じます。 地元でも、ここ数年でたくさんのNPOが誕生、 その多くがリタイア後に地域で何かを という方々が中心となって立ち上がっています。 最近のトレンドは、 リタイアした人たち同士の相互支援活動です。 できれば、親子の支援にも関わっていただきたいなあ。 地域の子どもたちの“じいじ”として、 力を貸していただけるとうれしいなと思うのは、 ひょっとして私だけかしら? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 6, 2008 03:01:57 AM
コメント(0) | コメントを書く
[當間紀子(子ども幸せ研究所)] カテゴリの最新記事
|
|