清多夢くらぶ

2020/12/02(水)06:00

叡山の麓 西教寺

びわ湖周行(21)

​​ 比叡山の麓にある西教寺は、聖徳太子が創建したとの伝説がある。室町時代に真盛上人が不断念仏の道場とした。現在は天台真盛宗の総本山で、山号を戒光山、寺名を兼法勝西教寺という。本尊は阿弥陀如来。そして明智一族の菩提寺として知られている。​ ​​​​  西教寺の本堂は、桁行7間×梁間6間、総檜造りの高層な建物。江戸時代(1739年)に再建された。何故か紀州徳川家からの寄進だという。更に客殿は、伏見城の旧殿(桃山御殿)を大谷刑部の母などから寄進されている。​ ​​​  境内に松尾芭蕉の句碑「月さびよ 明智の妻 咄(はなし)せむ」がある。芭蕉は坂本には寄っていないはず・・。越前を通った際に、光秀の妻・煕子(ひころ)のことが話題となったのだろう。境内の二十五菩薩来迎群像の端に、ひっそり煕子の墓があった。テレビの影響で、女優・木村文乃さんを連想してしまう・・。​​​​​​​ 写真-1 戒光山兼法勝西教寺の本堂。 写真-2 西教寺境内と本尊の阿弥陀如来像。 ​写真-3 二十五菩薩来迎群像と煕子の墓、および芭蕉句。​ 写真-4 西教寺山内の庭園。 写真-5 宗祖大師堂の唐門。 写真-6 西教寺から琵琶湖を望む。

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