チビちゃん、中国語の本を読む
チビちゃん、小さい時からずっとつばめが日本語の本を読み聞かせてきたこともあり、学校で毎日中国語の本を読む宿題が出ても全く中国語の本を手に取ろうとせず、日本語の本ばかり読んでいました。 それが、2年生に入ってしばらくたった秋のある日、つばめがうちに帰ったら、チビちゃんが友達に借りた中国語の漫画を読んで笑っていました。 つばめとしては複雑な気持ち。子供が日本語の本ばかり読んで中国語の本を読まないと中国語に遅れが出ないかと心配なのですが、いざ中国語の本を読むようになると、日本語の本を読まないことを寂しく感じたり、これからどんどん中国語の本を読むようになったら日本語の本は読まなくなるのではないかと心配になったり。矛盾した気持ち。しかし子供の第一言語は中国語と思っているので、子供が中国語の本(漫画だけど!)を手に取って読もうという気を持つようになったことを喜ぶべきなのだと、自分の心に言い聞かせました。 その後もやはり、家にある児童書の多くが日本語の本だということもあり、手に取るのは日本語の本がほとんどだったのですが、最近、部屋の片隅に積んであった中国語版しまじろうの本(幼児用)を楽しそうに読んでいるのを発見。 そうか、チビちゃんの中国語は今幼稚園レベルのを読むのがちょうどいいのかも、と気づき、端っこに置いてあった中国語版しまじろうをトイレや本棚の目立つところに移してみたら、案の定喜んで読んでいます。 やはり、日中二ヶ国語環境で育っているので、中国語のほうは普通の中国人の子供より遅れているのでしょう、だから、いきなり年相応の難しい中国語の本を読ませようとするよりも、こういう絵がたくさん入っていて内容もやさしめの本がレベル的に合っているようです。 そういえば、夏に通ったYWCAの図書室にもよい絵本が結構揃っているのですが、チビちゃん、そこで日本語でよく読み聞かせていた「三匹のやぎのがらがらどん」の中国語版を見つけ、文字を指で指しながら、妹に読んでやっていました。絵本とはいえ、中国語で書かれた中身はつばめも読めない漢字なども混ざっていましたが、チビちゃん、スラスラと読んでいました。IMG_4779 posted by (C)つばめ↓図書室の本棚から、中国語で書かれた絵本を 片っ端から取り出して、妹に読み聞かせています。IMG_4785 posted by (C)つばめ中国の義務教育を受けて2年が経過し、やっと中国語の児童書などを読めるようになりつつあるチビちゃん、試しに本屋に連れて行ったら、喜んで中国語の本を選びました。本好きというのは、何語であっても変わらないようです。・・・とはいえ、やっぱりどうしても日本語のほうに肩入れしたくなるのが日本人の親。気まぐれで中国語の本を買ってやる何倍もの労力をかけて子供の気に入りそうな日本語の本を買ったり、図書館で借りたりして、家庭内には常に子供の興味に沿った日本語の本を揃えているため、子供はせっかく興味を持った中国語の本を読み終わらないうちに、日本語の本に気持ちが移ってしまいました。夫が子供に中国語の本を読んでやったり、子供の興味に合った本を揃えてやったりする熱意はつばめに遠く及ばないので、子供は今後も日本語の本を読み続けるような気がしています。それによって子供の第一言語である中国語の伸びに影響するかもしれないですけど、しょうがないですね。日本人母の思いは強し、です(笑)。