ニーハオ中国

皆様、大変ご無沙汰してしまいました。
1月28日の春節前日から1週間の休みを中国で過ごした後、
まだ現地小学校は冬休み中のチビちゃんと、
ふたり目ちゃんを連れて2週間、
日本に帰省していました。

昨年の冬は1か月、日本の小学校に通わせましたが、
今年は2週間。
子供は知らない場所ではないとはいえ、
普段とは別の学校、別の友達の中に入って
面白くも緊張の日々を過ごし、２週間たって
やっと少し慣れてきた頃に、また中国に戻ってきたという感じです。

昨年小１の時は、のほほーんとしていたチビちゃんが、
2年生になって、友達と違う名札が恥ずかしいとか、
友だちに日本のキャラクターのことを聞かれて答えられず
緊張したとかいう話を聞いて、
昨年とは趣が違う子供の様子に成長を感じた今回の帰省でした。
家の近所の数人のクラスメイトと仲良くなり、
うちに遊びに行かせてもらって一緒に遊んだりしたことが
とても楽しかったようです。
最後には住所交換をして、文通をするという約束をして
別れました。
2週間がたつ頃には、

「やっと慣れてきたことなのに、
　中国に戻りたくない、パパを中国に置いたまま、
　このまま日本で暮らしたい」

と言っていたチビちゃんでしたが、
戻ったら戻ったで現地に適応し、
（というか、やっぱり戻るべき場所に
　戻ってきたという感じなのでしょうか）、
特に文句をいうこともなく、現地の小学校に通っています。

さて、去年は日本の保育園に通うことを断固拒否した
二人目ちゃん、今年はうれしそうに公立幼稚園に通い、
先生方にも、

「ずっと前からここに通っているみたいになじんでいる」

「活発で存在感のある子供で、他のクラスの子とも楽しく遊び、
　名前を覚えられている」

と言われ、3日目にはお友達から、
「大好き」というお手紙までもらってきました。
兄のチビちゃんが幼稚園時代にはできなかった
鉄棒の逆上がりや縄跳びなども、
うまいとはいえませんがそれなりにこなし、
2週間、終始ご機嫌で幼稚園に通いましたが、
最後の2日間は風邪でお休みしました。
まぁやはり、疲れもあったのでしょうね。

中国に戻ってからは、
「日本のお土産をお友達に配る」と言って
張り切って現地幼稚園に通い、
元通りの生活に戻りましたが、時々、

「これから、ダンスの発表をします」

などと、日本の幼稚園の先生の口調そっくりの話し方で、
発表会ごっこをしたりするのが面白いです。

我が家の子供たちは2週間、
楽しい小学校、幼稚園生活を送らせていただきましたが、
これも先生方や温かく迎えてくれたクラスのお友達のおかげです。
話によると、同じく中国現地校に通う日中ハーフのお子さんで
冬休みに日本に帰省して小学校に通わせたところ、
いじめに遭い、最後まで通うことなく退学したという
話も聞きました。
先生がいじめっ子の子供たちに理由をきいたところ、

「お子さんが一方的に日本語をしゃべるところや、
　日本語の語彙が少なく、意味が伝わらないことで、
　周りの子供たちが引いてしまったようだ」

ということだったそうですが、
海外で暮らしている子供のコミュニケーションの取り方や
語彙が少ないというのは当然であり、
受け入れた限りはそういう子供の状況を汲んで、
うまくクラスになじめるように持っていくのが
先生の力量じゃないかと思うのですが、
授業中、生徒は先生の言うことをきかず、
机の上に足を載せている生徒などもいて、
学級自体がほぼ崩壊状態だったようです。

とにかく、わが子のような短期の体験入学というのは、
日本で温かく受け入れられるとは全く限らないものであり、
うちの子供たちは本当に恵まれていたのだなぁ～、との
思いを新たにしました。

小学校も高学年になり思春期にさしかかってくると、
日本の学校に通うのを嫌がるようになるかもしれませんが、
子供が嫌がらない限り、夏あるいは冬休みに
少しでも日本の学校に通わせたいと思っています。


↓チビちゃん、小学2年生

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↓ふたり目ちゃん、中国では年長さんですが、日本では4歳の年少児クラスに

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↓幼稚園の遊具も楽しく使って遊んでました。

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