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ニーハオ中国

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2019/05/03
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新しい時代を迎え、気分もやや上向きのつばめですが、
ここ半年以上続いているブルーの原因は、
いろいろと考えてみるにつけ、結局のところ、

「自分で自分が何をやりたいのか分からない」

という単純な悩みに尽きます。
若者がこういう悩みを抱えているのは青春チックで可愛いものですが、
40も過ぎたオバサンがこれでは、かっこ悪いの一言ですね。

育児に24時間必死だった頃や、会社勤めをしていた頃は
日々の仕事に追われ、こういう悩みを持つ余裕すらなかったのです。

昨夏の研究発表への応募をきっかけに会社を辞め、
人材派遣会社所属ではありますが、フリーの日本語教師になったこと、
そして、自分はこれからどちらの方向に向かっていくのかを
自分で決められる(決めないといけない)状況になったことが
悩むことのできる隙を作った(笑)ともいえます。

そしてやはり、昨年初めて研究発表をしてみて、
研究というのは思った以上に大変だということを
思い知ったことが大きいです。

興味だけではどうにもならず、
様々な研究の手法や基礎的な知識など、
土台となるものがないとどうにもならないということを思い知り
(張先生が10年の研鑽が必要とおっしゃる部分)、
そういう土台なり基礎知識を自分は全く持ち合わせておらず、
大学院にでも入るのでなければ、そういう基礎知識のないまま
一人でゼロから見よう見まねでやっていくしかないこと、
そういう諸々のことを思うにつけ、
「それなのに、私は何のために研究するのか」という問いが
再び私の心の中に突きつけられてきます。

思い起こせば、私は結局、気が多いのです。

国語が好きという理由で大学では国文学部に入ったものの
入った後に古典文学がメインの学部だと知り、
昔のふにゃふにゃ文字を読まされるのに辟易して
心理学部への転部を真剣に考えた。
結局、転部には留年が必須と知り、あきらめて残った国文学部で、
友との語らい以外に楽しかったのは国語学の授業。
なのに、卒論のテーマを決める際に、国語学の先生が出張中で
相談できなかったために、卒論は万葉集の枕詞で書いた。

卒業後は中学・高校の国語教師や研究者を目指す同期が多い中、
つばめは実務の世界にあこがれて、ヤオハンというスーパーに就職。
しかしほどなくしてヤオハンは倒産し、いくつか職を転々とした後、
あこがれていた中国に短期で語学留学。
留学後も方向性は見つからず、
日本語文法を学ぶのが好きだという理由だけで
なんとなく通い始めた日本語教師養成講座、
なろうという強い意思があったわけでもないのに、
養成講座の続きで日本語教育能力検定試験を受けて合格し、
気が付いたらあれよあれよという間に日本語教師になっていた。

そして、日本の日本語学校で正社員として
教え始めて1年もたたないうちに
交換教師として中国瀋陽の大学に派遣されて
日本語を教えることになり、中国人の夫と出会い結婚。
転勤族だった夫に帯同して西安の日本語学校で日本語を教えたり、
大連のBPO企業で日本語トレーニングを行ったり、
社内日本語E-Learniingシステムのコンテンツ作成の仕事をしたりした。
その後、一時的に日本語を教える仕事から離れ、
以前の勤め先の日本語学校の学生募集業務にかかわったり、
済南の日本留学仲介会社の業務に携わったりした後、
北京に戻って二人の子供をもうけた。
約6年間子育てに専念し、
海外での子供の継承語(日本語)教育や
バイリンガル教育にも関心を持つようになった。

下の子が幼稚園に上がり、昼間に時間ができた時には、
興味のあった日本語文法の研究をしたいという気持ちもありながら、

「今さら大学教授を目指すわけでもないのに、
 今から大学院行って日本語文法を研究してどうなる?」

という思いから決心がつかず、結局企業への就職を選択。
北京の日系企業で、中国人の翻訳したニュースの日本語訳を
ネイティブチェックする仕事に3年半従事。
毎日中国人の日本語訳のミスをチェックしながら、
「なぜこういう間違いをするのだろう」という疑問がわき、
再び日中対照研究への興味が高まった。

そして昨春、研究発表への応募をきっかけに会社を辞め
フリーの日本語教師となったわけですが、
こうやって書いてみると、
興味があっちにいったり、こっちに移ったり、
なんとも一貫性がありません。
結局、私は気が多いのです。
はっきりした目的を持たずに(持てずに)
ここまでやってきたんだな、と改めて思います。

研究者になるような方は一筋の方が多いのでしょうね。
これ一筋で精進しないと、まっとうな研究者になんて
なかなかなれないものなのでしょう。

そう考えると、私は研究者としての素質には
恵まれていないのだと思うしかありませんが、
興味だけはそれなりにあり、そこが悩みの元ですね。

つづく。

↓牡丹の花も見ごろ。あちこちの公園で牡丹祭が開催されています。
牡丹1
牡丹1 posted by (C)つばめ

牡丹2
牡丹2 posted by (C)つばめ

牡丹3
牡丹3 posted by (C)つばめ

牡丹4
牡丹4 posted by (C)つばめ

牡丹5
牡丹5 posted by (C)つばめ

牡丹6
牡丹6 posted by (C)つばめ





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Last updated  2021/03/08 10:01:55 AM
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