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ニーハオ中国

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2021/09/18
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カテゴリ:考えごと・所感
9.18といえば、知らない中国人はいない
と言っていいほど特別な日だ。

わたしにとっても、はじめてこのブログが
大炎上した記念日。
16年間ブログを書いてきて、
炎上したのは、後にも先にもこれ1回だけだ。

2012年は尖閣諸島にまつわるあれこれがあって、
日中関係は非常に緊迫しており、
わたしは北京でふたりの幼子を抱え、
外で日本語を話すのも身の危険を感じるような
ピリピリした空気の中で暮らしていた。

そんななか迎えた9月18日。
夜、「何事もなくてよかった」とほっとした気持ちになった後、
ふと、わたしは一日、まるで被害者のような意識で過ごし、
おそらく多くの日本人も今(2012年)、被害者意識でいっぱいだが、
日本人としてせめて9.18が何の日だったかぐらい
思い出してもよいのではないか、というようなことを書いた。

書いた内容がまずかったのか、言葉遣いが悪かったのか、
記事には90件もの否定的コメントがつき、荒れに荒れた。

大量コメントがついてから国慶節までの2週間、
何度もわたしがブログに書いた意図を説明したが、
何を書いてもさらに否定的なコメントで埋め尽くされ、

「言葉を尽くしても人と人って分かりあえないことがあるんだな」

と悲しく思ったのを覚えている。

それ以来、今日まで9年間、
9.18についてブログで触れたことはない。

でも。

人と人はわかりあえないことがたくさんあるけれども、
同じ人間という共通の部分にチューニングすると、
響き合う一点がある。
相手と心を通わせ、笑顔を交わし合う瞬間がある。
わたしはそれを信じたい。

「人と人はわかりあえる」

その気持ちを伝えるために、わたしはブログを書いている。

今、わたしはただ、こう問いを発したい。

「9.18が何の日だったかを思い出す日本人は
 どのぐらいいると思いますか?
 そして、9.18が何の日か思い出す中国人は
 どのぐらいいると思いますか?」

と。





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Last updated  2024/04/19 09:43:22 PM
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Re:9.18は何の日?日中国民の意識のギャップ(09/18)   はとぽっぽ さん
なぜ日本人は戦争と言えば空襲や原爆、沖縄など自国の被害ばかり意識して、中国への加害については配慮が少ないのか?

若い頃私も疑問に思っていました。
近年日中の歴史について、娘には伝える義務があると思い、中国日本各地の記念館や資料館を訪れたり、戦争に関する本を一緒に読んだりする中で、私自身も色々と発見がありました。

当時の日本の人口は約7000万、そのうち戦死者は民間人を含めて約330万人、本土への大空襲はほぼすべての都市に及び、戦傷者や肉親を亡くした人を含めると、ほぼすべての日本人が戦争とは無関係でいられなかったと思います。そして、本土への被害はすべてアメリカによってもたらされたもので、その心理的衝撃の大きさは、今の私たちの想像以上に強烈だったことでしょう。だからアメリカによる戦争被害については、忘れようにも忘れられないのだと思います。

対する中国。当時中国の人口は約4.5億人。日本軍の侵略によって戦死された方は約380万人と言われています。中国では華北地域や重慶などを中心に空襲、戦闘が行われていましたが、何分広大な中国のこと、全土が被害にあった訳ではありません。特に華中地域は親日の汪兆銘政権が統治していたこともあって、戦争に巻き込まれた人は限定的でした。しかも日本との戦争中に、国民党と共産党も内戦状態だったことが、さらに日本による戦争被害をわかりにくくしてしまいました。
なので、中国は国を挙げて9月18日を民族的侵略被害の日として宣伝しなければ、すべての国民に対してそれを認識させるのが難しいからだと思います。

もちろん侵略の歴史を軽く考えるのは絶対にいけないと思いますが、日本と中国で9月18日について温度差があるのは一般の人々の体験としての実感や、政府の宣伝に大きく左右されているからだと思います。 (2021/09/21 02:55:28 PM)

Re[1]:9.18は何の日?日中国民の意識のギャップ(09/18)   つばめ@北京 さん
>はとぽっぽさんへ
書き込みありがとうございます。
「なぜ日本人は自国の被害ばかり意識して、中国への加害については配慮が少ないのか」という問いについて、「日本はほぼ全土がアメリカによる被害を受けたのに対し、日本による中国への被害は限定的だったから」とお考えなのでしょうか。そして「中国は限定的であった日本による戦争被害を特に取り立てて宣伝しているせいで、日本と中国で918について温度差があるのだ」と。
このような見方がどうなのかということについて、私はコメントできませんが、歴史的事実というのは、国家秘密にもあたる部分もあり、全ての事実を事実どおりに知るのは難しいところもあるという気もします。かりに一つの事実があったとして、その事実をどう見るのかということ(歴史観)については、無限といっていいほど様々な見方があるでしょう。380万人戦死しました、それを多いとみるか、全体からみれば少ないとみるか、数字はひとつでも見方は様々であり、どれが正しいという答えはありません。そして、わたしはこう見るから、あなたもこういう見方をせよ!と強要することもできません。日本と中国の歴史観が完全に一致することは永遠にないでしょう。
大切なのは、「わたし(日本)は」、あなた(中国)とこれからどういう関係を持ちたいと思っているのかだと思います。日本が平和を望んでいないというなら、どうしようもありませんが、もし平和を望んでいるなら、「わたし」を主語にして、「わたしはあなたと平和的な関係を築きたいと思っています」というメッセージを発するのがよいと思います。そして「あなたはどうですか?」と相手の意向を尋ねれば、そこから対話が生まれるのではないでしょうか。少なくとも、相手の歴史観について「あなたはああだ、こうだ」とあれこれ指摘するよりは、平和に近づくような気が私はします。 (2021/09/27 05:26:00 PM)

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