コスモポリタン・ライフ

昨日、うちの夫と私と最近、ドバイで仕事を始めた

Sちゃん（スウェーデン人）の３人で食事をした。

そのとき、Sちゃんが、

「ちょっと、聞いてよ～」

というので、

何かと思ったら、

「うちのホテル（Sちゃんが働き始めたホテル）では

どこであろうとホテル内でお客に会ったら

Hello～とか

How are you～?

とかって笑顔であいさつしなきゃいけないのよ～」

と、驚いたように言うので、

まあ、ホテルでは当たり前というか、

接客業なので仕方ないことなのだけど、

彼女はレストラン関係の仕事をしていたが、

ホテル勤務は初めてなので、

ホテルの流儀みたいなものに慣れていないのだろう。

でも、

よく考えたら、

彼女はスウェーデン生活歴が長いので、

誰ともかまわず

愛想を振りまく

ということに慣れていないのかもしれない。

そうはいっても、

実際は、

自分の気分の如何にかかわらず、

誰にでも笑顔であいさつ、

というのは

言うは易し、

かなり難しい。

私もホテルで働き始めた頃、

誰にでもHello～と

笑顔で言えなかった。

私はスウェーデンじゃないけど、

日本で働いていたときに、

そういうことは習っていたはずなんだけど

やはり

どんなときも

笑顔でHello～なんていえるか！

と、邪まなことを考えていた。

あいさつは別に

しても減るわけではないが、 

やっぱり

こちらも人間なので、

いくら仕事とはいえ

相手の反応がいまいちだと

こっちがせっかく挨拶してるのに、

なんだ、その反応は？ 

と

後姿の客に向かって

独り言を言いかけたり、

疲れていたり、ムカついていたりすると

笑顔も出せない場合とか、

気難しい顔をしているお客にも

笑顔をしかけ、

その不自然さに自分が

ひいてしまう、とか。

さて、困った。

どんな場合でも

笑顔で挨拶が言える方法。

そこで・・・・・

身につけましたとも。

営業しゃべりとスマイル。

「営業しゃべりとスマイル」とは、

表面上はそれらしく見えるというヤツで、

悪い印象を与えない程度に

愛想はあるので、

都合はよいし、

張り切りすぎて疲れることもない。

使い慣れると

自然に出てくる。 

普段でも、よく見ると

いろいろな接客現場で

この「営業しゃべりとスマイル」を

駆使している人はけっこういるもんだ。

では、

この「営業しゃべりとスマイル」と

その他の使い分け。

例えば、

お客があっちから歩いてくる・・・・・

判断　１

人が良さそう、または好みの客、

＝純粋に笑顔で「Hello～」、

心配りの挨拶も入れてみる。

判断　２

柄が悪い、または自分の嫌いなタイプ

（例えばちゃらちゃらしてる）

または自分が忙しい、疲れている、

＝　営業しゃべりとスマイル。

判断　３

雰囲気が暗く、何か起こった模様のお客、

＝相手ににらまれないように

控えめ「Hello～」

でも、最低限の笑顔はキープ

すみません、

私は悪いお手本でした～。

でも、Sちゃん、

あなたの気持ちもわかるのよ。

だけど、

こんなふうにやってたの、

な～んて言えないけどネ・・・・・