|
テーマ:私の好きな昔話(41)
カテゴリ:できのよくない思い込みレポート
釜ゆでの刑に遭っている罪人が やがて娑婆に還る旅人に伝言を頼みます。 私は生前、官吏の職ににありました。職権を乱用して人民を苦しめ私腹を肥やして来たのです。 だからこそこうして今苦しんでいます。 そんな私のために法華経を書写して欲しいのです。そうすれば私は救われるのです。 生き返った男は この見聞してきたことを文章にして太宰府に提出しました。 太宰府はこれをさらに朝廷に転送したのですが・・ 朝廷はコレをそのまま20年間放置しておきました。 20年後です。 時代は平安時代桓武天皇の御代になっていました。 ふとしたことでこの書状を御覧になった天皇はすぐに僧侶を呼び寄せて下問されました。 もう20年も前の話だから この地獄の男も許されているのだろうか。 とんでもございません。地獄の一日一夜は人間世界の100年に相当します。 彼はまだ地獄の責め苦を受け始めたばかりです。 桓武天皇は この罪人のために法華経を書写するように命じました。 地獄の一日一夜が人間世界の100年に相当する・・ この日本霊異記の僧侶の話は実は間違いです。 等活地獄の一日はもっとずっと長いのです。 信頼できる筋?によると 等活地獄の一日一夜は900万年にあたります。 900万年というのは天人の寿命です。 地獄の刑期のお話は・・・ 雨があがったら書こうと思います。 今日は冷たい雨でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年03月20日 00時58分36秒
[できのよくない思い込みレポート] カテゴリの最新記事
|