テーマ:かつてのB級邦画(505)
カテゴリ:キネマ
成瀬巳喜男監督の作品を、また見てしまったな~あ。
やっぱりはまってしまうんだな~あ。この世界は、成瀬独特ですねえ 「妻」とは、何ぞ! 専業主婦の悲しさかなーあ 10年連れ添った夫婦に吹き荒れた風・・・それが、何かでおさまってしまうんですがねぇ それが、成瀬の映画でしたが、この映画は冷戦のまま、終わってしまいますがな~あ。 某会社の課長でありな柄、薄給で生活は苦しい。妻は内職して、そして、2階を下宿人に貸して、やっと暮らしてる。 夫は、気の抜けた風船玉のようだと妻は言う。 このとぼけた感じを上原謙が出していますがねぇ・・ どうも生活の苦しい、内職をしているという感じが、高峰三枝子には感じないんですねぇ 「人に何にも与えないでぷりぷりしてるのね」といわれる高峰ですが、この感じは良く出てますがな~あ。 下宿人は、妻がバーで働いていて、夫は仕事を探していくという夫婦、妻が家財道具を持って夫に黙って出て行ってしまうというハプニング。これに刺激される妻。 波風は夫が会社のタイピストだった女性と親しくなったことから起こる。丹阿弥谷津子でしてねぇ、ほうって感じがしましたな~あ。 もう一人の下宿人が、ちょっと面白いんですがな~あ。画家の卵の美大生なんですが、三國連太郎がやってましてな~あ。ちょっと、おかまっぽい話しっぷりなので、面白かったですがな~あ。 妻の友人が2人の冷戦を何とかしようとやってくる。そのときにヒラメを持ってきて、料理するので、台所を貸せという。 このときの台詞に、ポイントがありましたがなーあ・ 「汚い台所ねぇ、これじゃ学生の台所だなーあ」 妻の性格が出ていますねぇ (わては、グルメなのでな~あ、この一言が効いたがな~あ。) 後は、この夫婦はどうなったんでしょうかねぇ・・別れたのか、何もなかったように、ただ暮らしていくのか? そんなことを考えさせる映画でしたがな~あ。 (おまけ) 大阪に出張した夫、その女性が会うシーンですがねぇ 中之島でしてねぇ・・市役所の塔が見えましたな~あ。今は立て替えられてなくなった大阪市役所の塔が映っている映画をねぇ探してまんねん・・これってカルトの世界ですなーあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006/08/02 01:49:51 AM
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