テーマ:鬼平犯科帳を読む(128)
カテゴリ:本
![]() 鬼平一行の京からの戻り道のお話でんがな~あ。 岸井左馬の助は秋葉詣りをするので、一行と離れて後を追うという道程を取る。 そして、袋井の旅籠に泊まると、幼なじみの臼井の鎌太郎と出会いまんがなーあ、久し振りの出会いに、一緒に飯を食って飲もうと、部屋に戻ると鎌太郎は既に立ってしまった。あららんと不思議に思う、30年ぶりに出会ったのだが、継父を殺して出奔してからは、どうしているのやらということだった。左馬は庄屋の倅で、剣術が好きで、剣の道に入ったのだ。 宿の女中に聞くと、連れが来たらと伝言を残していたのだという。 左馬は後を追って、宿を立つと、途中でうめき声が聞こえた、誰かにやられた後だった、どうやら、鎌太郎の連れだと察しが付いた、やったのは鎌太郎かということだ~あ。 鎌太郎は空骨の六兵衛の配下で、押し込みの後の分け前はほとぼりが冷めるまでと親分が隠していたのだった。だが、ケチな親分はどうにかして、分け前をやらぬ方を考える、それで、親分の隠しが金をごっそりといただこうというのだ。そして、仲間と共謀した、その仲間が親分を殺し、出会ったところで、仲間の二股の音五郎を殺して、金を奪い取ったというわけだ。 鎌太郎は親分の片腕の久蔵の妻のお茂と出来ていて、お茂が久蔵の首を絞めて、金の隠し場所の絵図面を奪ってきて、落ち合うのだ、そしてHを始めるだ、だがそのそばには、忠吾が居て、動けずに一部始終を見てしまうのだ。 忠吾は下痢をして、平蔵のそばを離れて、草むらに駆け込んで用を足していたのだが、そのそばでおっ始められて動くに動けなかったという次第だ~あ。そのうち、あえぎの声がおかしくなった、お茂を絞め殺して、鎌太郎が去っていったのだ。 2人の会話から、鎌太郎が左馬の幼なじみというのが聞いて取れたのだ。 左馬の助は印旛沼で溺れたところを鎌太郎に助けられたという恩義があるのだ、平蔵もそれを聞いていて、左馬の到着を待つことにしたのだ。 藤枝の宿の風呂場で、忠吾が鎌太郎を見かけたのだ、顔は見ていないが、声で解ったのだ。鎌太郎は仲間の稲荷の徳治と待ち合わせていて、そして絵図面の場所に金を掘り起こしに行った、平蔵と忠吾がつけていくのだ。 そして、金を掘り起こしたときに現れたのは、久蔵とその仲間だった。親分が裏切りを見ぬいていて、お茂は見張りのための女だったのだ。そして、久蔵は鎌太郎が親分を殺るのを待っていて、金を独り占めにという分けだった。鎌太郎と徳治は会えなく、殺されてしまった。だが、久像たちが金を手にしたときに、平蔵が現れて、御用というわけだ。 鎌太郎の一件は、左馬には伏せられたのだーあ。 盗賊の仲間割れを描いたお話ですがな~あ、ちょいと手が込みすぎてますがな~あ。 野糞の最中に、横にカップルが来てHをおっ始めるとはなーあ、なかなかこういう発想はできませんなーあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012/11/28 10:26:48 PM
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