テーマ:時代小説を読む(273)
カテゴリ:本
「やがての蛍」に収録された7話の最後でんがな~あ。
ここで、猿投十四郎と彦の市のコンビの終焉となるのかな~あ。ちょいとラストはあっけなくて、つまらんかったな~あ。 市井の事件の解決がこの小説の魅力だったがな~あ。 最後は貧乏公家の討幕運動のなーあ、決意みたいなもので終わってしまってますがなーあ。 彦の市はついに実態を明かしたがな~あ。市隠と言う、市井に放たれた隠密でんがな~あ。 倒幕の動きを察知して報告するという役目ですがな~あ。 それで、公家の十四郎に張り付いて居たんでんがな~あ。 この役目が嫌になった、そして討幕運動の一員に加わるという終焉でんがな~あ。 あららん、これで、興ざめしてしもうたわいな~あ。 トピックは貧乏公家の借財を救ったことでんがな~あ・・・・それから、その公家と十四郎が倒幕の仲間とな~あ。 この作品は公家の実態が解りまんがなーあ・・・、それが収穫だったかな~あ。 公家の悪口を言うとき、個別の公家の名を出さずに、そのグループ名を言うんだってな~あ。花山院家、日野家などな~あ。 そして、公家の所得は家領からの禄米と蔵米だって、家領はその家が持つ領地からの収入でんがな~あ。 蔵米はお上から支給される扶持で、30石3人扶持だってさーあ、領地を持たない公家は蔵米だけなので生活は苦しいんでんがな~あ。それで、家宝を売り繋いで糊口をしのいでいるという有様でんがな~あ。 だから、書画骨董の流出の経路を辿れば、以外な歴史が解るかもだって・・・ この作家、こういうところに強いので読んでますがな~あ。情感とかは、やっぱり平岩弓枝の方がええがなーあ。ちょいと汁気にかけるような感じの女流作家でんがな~あ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013/01/06 10:34:15 PM
コメント(0) | コメントを書く
[本] カテゴリの最新記事
|
|