テーマ:鬼平犯科帳を読む(128)
カテゴリ:本
文春文庫「鬼平犯科帳(六)」に収録されてまんがなーあ。
前作の「盗賊人相書」で登場の、およしが、引き続いて花を添えますがな~あ。 およしは身寄りがないので、奉公先の蕎麦屋の店の者が全員惨殺されて、行き先がないので、役宅で奥方の久栄が面倒を見ているのだ、だが、いつまでも置いておく訳にはいかず、適当なところに奉公をと言うことで、決まったの医師の萩原宗順のところだ。 60才になる老人で、近所の評判はすこぶる良く、金のない者からは取らないという篤志家の医者で、貧乏医者なのだ。 およしは承知したのだ、そして生き生きとしてきたのだ・・・ そして、しばらく経って平蔵を訪ねてきたのだ、気味の悪い浪人に狙われているとな~あ。 それで、平蔵は沢田小平次を指名、伊三次と見張りにと指示するのだ。 そして、また襲われた、橋の欄干から飛び降りて、川を泳いで逃げたのだ。 平蔵が医師の家を訪れると、居なかったのだ、だが、浪人がやって来て、争いとなった。 浪人は平蔵に斬られて、一緒につるんでいた男が捕まった。 30年前に、医師は侍だった、そして上役を斬って逐電したのであった、その子供が敵討ちとして狙ってきたのだ。それが、土田万蔵で、敵を狙う間に、無頼の徒に落ちて、人きりを重ねてきたというお決まりの話でんがな~あ。 そして、30年ぶりに見つけたという次第でんがな~あ。 短慮故、人を殺めたその後の人生、医師のところで隠れていたときに、まねごとで医術を学んで、少しは人の役に立つだろうという分けで、医師になったのだという。 それで、鬼平は見なかったことにとして、およしを連れて、医師は元の生活に戻って言ったという、ほんわかのお話でんがな~あ。 およしが訪ねてきたときに、妻の久栄が、医師が手をつけたのではと勘ぐるシーンが面白かったなーあ。 そら、若い女と老人が一つ屋根の下で寝起きしてたらな~あ・・・・・ この浪人とつるんでいたのは網切の甚五郎の一味で、逃れていた落合の儀十、仲間を失い、浪人と2人で悪さをしていたのだ・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013/02/03 09:18:05 PM
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