テーマ:鬼平犯科帳を読む(128)
カテゴリ:本
![]() 大滝の五郎蔵がばったりと砂井の鶴吉に出会った、元は彼の下で働いていたのだ、押し込み先で女に手を出したので、追放したのだ。 鶴吉は助けてくれと言うのだ、掻堀のおけいにつかまって、逃げられないというのだ。おけいは弱みを握っているというのだ。鶴吉はかつて、同心を手にかけたことがあり、その弱みで逃げられないという。 40才を超える女に毎日せめられて、困っているというのだ。 鶴吉は五郎蔵と仲のよかった盗賊、蛙の市兵衛の息子なのである。 鶴吉がおけいと知り合ったのは、大阪の生駒の仙右衛門のところにいたときなのだ。 おけいは持ち前の色気で、男をたぶらかせて、後妻にはいるか、妾になるのだ。、絵賭になった場合、間取りなどを聞きつけた上で、これを盗賊に売り込み、組んで一仕事するという女のだ。 五郎蔵は舟形の宗平と2人で、おけいを見張っていたが、和尚の半平と組んで押し込みをやると解ったので、鬼平に報告した、但し鶴吉のことは伏せておいた、そして、押し込みの現場を鬼平が乗り込んで一網打尽となったのだ。 鶴吉はお目こぼしで、身ってとして生まれ変わるという含みを残して終わってまんがなーあ それにしても、40過ぎた女の色気ねぇ、女は化け物よとまたまた絶妙の筆の冴えでんがな~あ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013/02/07 08:02:08 PM
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