テーマ:鬼平犯科帳を読む(128)
カテゴリ:本
文春文庫「鬼平犯科帳(十)」に収録されてまんがなーあ。
与力の佐嶋が高松繁太郎とばったりあった、堀帯刀が長官だった頃、一緒に仕事をしていた同心だった。 堀帯刀は、役目は私財を投げ出さないと務まらないので、やる気が無くて、早く任期が切れればと思っているのだ。そんな長官の下で、やる気のある佐嶋はやりにくかった。 高松もやり手であったので、同じ思いだった、その高松が、嫌になった、好きな女と暮らしますと置き手紙を残して去ったのだ。それは8年前のことだ、佐嶋は一緒に酒を飲み、もう少し辛抱しておれば、変わったのにと、今の長官の鬼平はそれは出来たお方だと佐嶋は言い聞かせるのだ。 そして、別れた後で、佐嶋は人が殺されたのを見た、そしてされが高松の仕業と解ったのだ。 8年前に高松は蛇骨の半九郎を追っていた、そして、笹熊の勘藏と一緒にいたお杉が、急げ働きに愛想を尽かして、逃れたいと思い、お百という女を通じて、高松に頼んだという。そして、お杉を逃がすには金がいるが、それを長官は出さないというのだ。一味を捕らえるための費用もでない、それで、お杉を連れて、高松は逃げたのだ。 勘蔵はお杉を高松に寝取られたと思って、執念深くつけ回していたのだ。そして、江戸に戻った、高松は勘蔵の伯父の品川の六兵衛に知らせたのだ。そしたら、勘蔵が殺しに来て、返り討ちに手にかけたのだ。 そして、浪人が高松の前に現れた、殺し屋と思って立ち向かったが、高松の的ではなかった、それは鬼平だったのだ。 咎める気はない、盗賊改めに落ち度はあると言い、密偵になるかと持ちかけて、承諾したのだ、 だが、しばらくして、六兵衛の刺客に殺された、高松の死体が発見された・・・ ちょいと寂しい話ですなーあ、まーあ、組織とは得て指向言うものでな~あ。とくにお役所はな~あ。 だから、鬼平が理想像として、描かれてるんでしょうな~あ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013/03/11 06:52:01 PM
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