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2010年11月24日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
頑張ったのに、素直に喜べない由紀緒です。
みなさん、いかがお過ごしですか?


先週、とうとう会社案内が納品された。
構想から出来上がるまで半年以上もかかり、正直時間を取られすぎた。


私の仕事の幅はすごく広くて、事業のメインと経理以外は全部。


会社案内が前回改訂されたのは5年前、私が入社した年だった。
内容が古くなったし、実績集を自分たちで出力するとコストが
かかりすぎるくせにあまり綺麗じゃないから、一体型のものを作り直すことにした。


確かに会社案内の管理も私の仕事で、上司からもどうにかするように言われた。


ただ、『全改訂するように』とは言われていない。
つまり、正確にいえばこの仕事は業務命令ではないし、むしろ全改訂に対して
上司は否定的だった。


比較的、上司に評価されていて裁量も認められている。
だから、今回は『やらせてください』と申し出た。
本音を言えば、上司の考えと同じ理由でやりたくなかった。
でもやらないわけにはいかなかった。



書ききれないくらいたくさん大変なことがあった。


たかが会社案内、されど会社案内。


業者の選定すら、すんなりとは行かず、作為的に自分が使いたい業者に
なるように仕向けた。
それなのに業者を交えたオリエンテーションでも躓いた。


なんで!?
思ったことが全く伝わっていない。


それはその後、何度もあった。
伝わらないというのは相手の問題だけでなく、伝える側の問題もある。

ただ、カタチのないものを売る仕事では、いかに客の要望を正確に理解するかが重要になる。
それはうちの会社の仕事も一緒。



『分からないことがあったら些細なことでも確認してください。』




何度も言った。
とらえ間違えば、こっちも困るが、相手も無駄なやり直しが増える。
結果的にやり直しがすごく多く、確認してほしかった『些細な質問』は来なかった。




つまり、私の仕事が無駄に増えた。

当然、上司にはあまりいい顔はされない。
本来やらなくていい仕事に時間がかかりすぎているからだ。


やらなければいけないことが滞る。

同じフロアの人にも迷惑をかけた。



この大変な時期に会社から予算を作らせ、少ない予算であっても、
投資をするからにはそれだけの価値を作らなければならない。
会議が増えるというのはそれだけ人件費というコストがかかることを意味する。


社内の意見をまとめ、業者に伝える。
私の考え(つまりは会社全体の意向)とそぐわなければ、何度でもやり直しをしてもらった。
中途半端なものをつくるわけにはいかなかった。



ここだけの話だが、私はその業者の担当者が好きだ。



価格の面、会社の規模、実績など条件をクリアしたのは当然だけど、
そこを使いたかったのは、個人的な感情も含まれる。
ただ単に一緒に仕事がしたかっただけだけど。やりやすいから。



『好きな人に嫌われたくない』という感情と『これは仕事だ』という理性が
ぐちゃぐちゃになり、他の仕事がまざりあって、
少し…いや、だいぶおかしい時期があった。
私は比較的、割り切りがうまいほうで混同しないんだけど、
それを勝ほど好きだということだと思う。
まぁそこにいたるまで色々あったけど。



『葛城さんてドSですね(笑)』


と後輩によく言われるけど、好きでやっているわけではない。
ちなみにその後輩に対してもドSらしいが、その後にフォローをするからか
意外に慕われているような気がする。
それをドSというのか謎だし、むしろ自分自身を追い込んで力を発揮するって
Mだと思うんだけど。


厳しいことを言わなくて済むなら、それに越したことはない。
ただ、言わなきゃいけないことはある。
誰だって、人に嫌われたくはない。




最終的にホントにおかしくなった私は


『もう嫌われたっていいや』


と思うようになった。
どっちもは無理だから、仕事の完遂を選んだ。
自分で手配してやり始めた以上、失敗は許されない。
その責任。

まぁ当たり前だけどね。



納品の2ヶ月くらい前に一緒に出かけた時、彼は自分が大変な状況だったにも
関わらず、約束通り来てくれた。
でも、私は本当にどうしようもなかった時期だったので、きっと言わない方がいいことも
言わなくていいことも言ってしまい、不快な思いをさせたと思う。
本当は感謝しないといけなかったのに。
彼はとても優しい人だ。


後で気がついても遅い。



納品された今は、ほとんどの社員が好意的で評価された。
社長にも褒められた。

委員会でも


『結局葛城さんがほとんどやって、おんぶにだっこ。
言いたいことばっか言ってごめんね。
でもすごく良いよ。ありがとう』


と言われた。
終わったら泣くなぁ、と思ったけど意外にあっさりしていた。
そのくらい抜け殻になったのと、今やっている仕事が大変すぎて感覚が
すでにおかしくなっている。
先月から舞い込んできたやつで『これを恐怖っていうんだ』と手も声も震えて
どうにもならなくなった仕事。



あんなに頑張って作ったのに、とても良いものが出来上がったのに、どうもあまり喜べない。

できれば、あまりこの会社案内を見たくない。



訳あって納品を見届けられなかった担当者から『会社案内見ました』と連絡を受けたけど、
乾いた笑いになってしまった。





色んなことを思い出してしまって辛すぎる。
でも当分、見続けないといけない。



自業自得とはいえ、酷い仕打ちだ。








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最終更新日  2010年11月25日 12時56分41秒



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