◎エスニック雑貨と食べ物、大好き◎

2007/02/14(水)11:08

ネイティブアメリカン@手作りのジュエリーウォッチ

世界の雑貨(10)

 私は昔からネイティブアメリカン(インディアン)の大地に根ざした物の考え方や生き方、野性的で親しみあるモンゴロイド系の顔立ちが大好きです。そして彼らが入植者と戦い支配されるという厳しい現実の中で培ってきた伝統的な職人技が光るインディアンジュエリーにも魅せられてきました。  インディアンジュエリーは有名作家ものやサイン入りのものは数十万円もする高級品ですが、最近は手の届く価格の商品も出回っています(タイなどで作られて本物として売られている安価な商品には注意が必要ですが・・・)。腕時計もそんな一つです。  クオーツ部分は日本製で腕回りの装飾部分だけがシルバー925のネイティブアメリカン作のものなので1万数千円で買えます。最近は扱っているお店も増え、デザインも色々あって見ているだけでも楽しいです。メンズ・レディース両方ありますよ。  左の時計は「ナバホ族」のものです。彼らは銀細工が得意で、ターコイズを贅沢に使った大胆な作品が多いです。最初にメキシコ人から銀細工を伝授されたのもこのナバホ族と言われているだけあって、シルバー部分に種子などのモチーフが精巧に刻まれています。  真ん中はズニ族のものです。彼らは「インレイ」と呼ばれる石や貝を細かくカットして綺麗に組み合わせる技法を持っていて様々なモチーフを作ります。これは主に貝で作られたフクロウですがとてもよく出来ていて可愛いです。文字盤は「モラ」(中米パナマ特有の刺繍)の鳥がプリントしてあります。中南米民芸品のチチカカさんで買った際自分の好きな文字盤を選べたのでこれにしました。  右はネイティブアメリカンの精霊「ココペリ」のデザインの文字盤に、細かいビーズで羽をデザインしたとても美しいバンドがついた時計です。これもナバホ族の作品です。ビーズを使ったアクセサリーも彼らの特徴です。ココペリはインディアンジュエリーで最も人気のモチーフです。(写真が見づらくてごめんなさい。ココペリは前かがみで笛を吹く男の人の形をした可愛い精霊です。)  ネイティブアメリカンは支配されても尚自分たちを失うことなくスペイン人から与えられた金属の道具とメキシコ人から伝授された銀細工を駆使して部族ごとに様々な技法を編み出し、今では世界中に知られる質の高いアクセサリーを生み出すまでになったのですからすごいなあと感動してしまいます。。。  いつもペルーとアジアのお話ばかりだった私が今日は北米のお話をしました。なぜなら北米も南米と同じようにスペインに侵略された悲しい歴史を持ちますし、またペルーにもインディヘナ(インディオ)と呼ばれる先住民の人々が今もたくましく生きていて、彼らの生き方とネイティブアメリカンの姿が重なったからです。また単純にアジア・南米系の雑貨屋さんでもインディアンジュエリーを見かけるようになったのでブログでも取り上げてみました☆

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る