小さな種を蒔き続けること
桜が咲く前と、咲き出してからって季節のエナジーに随分違いがある気がする。うずうず、ぐちゃぐちゃしていたものが一気に方向が定まり、流れだすような。そして、その勢いに上手く乗っかるように僕達はいろんな種を蒔いていく。今日は、春蒔き人参・カブなどの種まきをしてみた。冬からの少しずつの養生のおかげで、土がフカフカなのが嬉しい。これは、庭の小さな一画に育っているアシタバ。4年前は、ただのむき出しの土だった所にこぼれた種を蒔いておいたら、今では一面の立派なアシタバ群落になった。思えばいまの仕事もつい最近蒔いた種が実ったものもあるけれどその多くは、ずっとずっと昔に読み漁った本や人脈や いろんな経験の蓄積のおかげで、長い時を経て、今の実りを得ている。〈 種を蒔くこと・小さな芽を大きく育てること・収穫すること・寝かせること 〉持続的な豊かさとは、そんな流れを途切れさせないことにあると思う。そんなためにも、今は種蒔きの時。