身体というネットワーク
NHKで特集されたように「身体は脳が一方的に制御してるのではなく、様々な臓器や器官が対話しながら相互に関連しあうネットワークである」という解明は、ある大きな転換を示唆しています。それは身体が複雑系であり、これまで現代医学の行ってきた「部分に分け、エビデンスに基づいて制御する」という手法の限界を示すことに他なりません。もとより、そのような人体感は、東洋医学や、南方熊楠や、空海が述べ、ゲーテが語り、宮沢賢治が美しい文章に、手塚治虫が心躍る漫画で表現してきた「Web of Life」 という世界観ですが、それを科学の分野で解き明かしていくのが複雑系科学です。現代医学の限界とは、行き止まりでも、否定でもありません。そこから先に進むためには、複雑系科学(それはまるで東洋医学なのですが)と手を携える必要があるという転換点です。まるで反発し合っていた薩長が手を結び、一段高い日本というレベルへ昇華していったように。・・・では、現代医学においても、ヨガティーチャーやセラピストにも必要な、複雑系科学や東洋医学のエッセンスとは何か?ツボや経絡の知識ではありません。あえて言うならば、ズームアウトと・対話です。来年は、そんなことを、満を持してお話出来る機会を作りたいと考えています。僕の本は、初心者向けの解剖学の本のように見えますが、実はそんなことを語っている本でもあります。● 公式HP Body curiosity● セラピスト向け解剖学セミナー/WS スケジュール● ヨガ向け解剖学セミナー/WS スケジュール● izuyoga クラス スケジュール● 無料メルマガ登録 のみ友通信● 著書 「感じてわかる!セラピストのための解剖生理」↓ 楽天ブックスリンクです