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カテゴリ:旅行
初詣に可睡斎に行ったあと 立ち寄った「油山寺」 山門は元掛川城の大手門で 万冶2年(1659年)井伊直好公が建立したもの 歴代の掛川城主の信仰は厚く 明治6年御維新の際 城主太田備中守が眼病全快のお礼としてこちらに寄進 移築したそうです 山門の横にあるのは「御神杉」 弘法大師様の御祈祷で救われたわが子のお礼に 夫が松 妻が杉の枝で一膳の箸を作って捧げ 大師様がこの地を離れるときに その箸を大地に刺したところ その箸から 幹が松 枝葉が杉という珍しい霊木になりました 参道を歩いて階段を上り礼拝門をくぐる 油山寺は千三百年の昔 行基菩薩により開山された真言密教の古刹 御本尊 薬師如来は行基菩薩の作 方丈は江戸時代に建築された代官屋敷を移築したもの 書院は元遠州横須賀城内にあったもので元禄12年(1699年)の造立 安政6年 藩主西尾隠岐守よりここに寄進されました 境内は広く 境内にある滝は 孝謙天皇が眼病の時 油山寺の薬師如来に祈願をかけられ滝の水を加持祈祷して献上 その霊水で目を洗ったところ全快されたというもので その為に勅願寺となりました 薬師如来にちなんでるりの滝と呼ばれています 今でもここで滝行が行われているそうです 奥の院には薬師本堂 建久元年 源頼朝が眼病全快のお礼として寄進 遠江国守護職工藤祐経がご普請奉行にあたられた建物 その後 元文3年(1738年) 時の山主幸恵法印が8代将軍吉宗公に拝謁の砌病気平癒のお礼に 再建寄進されたものであるとされています 薬師堂の中 正面にある 菊の御紋がはいり金色に輝く宮殿厨子は 今川義元公の寄進であり 中には秘仏の本尊である薬師如来が安置されています 室町時代の名作として国の重要文化財に指定されていて 優美な蛙股・正面一間 桁行二間 妻入宮殿造 屋根板瓦葺で 昭和42年文化庁の指導監督で全解体復元をし 建立当初の美しい姿を取り戻しました。 三重塔は建久元年(1190年) 源頼朝公が眼病全快のお礼に建立されたものであり その後 遠江国守護職工藤祐経が薬師堂と共に 普請奉行をされた由緒深い塔です たくさんの文化財のあるお寺ですが 近くだと思うとなかなか行かないもの 今回は 可睡斎と油山寺 両方をゆっくりと参拝することができて 本当によかった!! 地元の良さを再確認した初詣でした
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