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カテゴリ:マーケティング
軽く散髪するつもりで入った美容室。予想に反して込み合っていて数十分の予定が数時間。その店には二度と足を運ぶ気にならないのが顧客の心理だろう。
トライアングル(東京、前島勝弥社長)そうしたトラブルを防ぐために、自宅など店外から店の込み具合や、お目当ての担当者の指名状況などをチェックできるシステムを開発した。 百円でメンバーズカード会員になる。パソコンか携帯電話で最寄店のホームページにアクセスするとトップページに現在の待ち時間と待ち人数が表示される。一回百円でその画面から先着順の受け付けをすませることができる。美容師ごとの待ち人数や時間もわかる。料金が安く顧客の回転が速いため予約制はとっていない。 もし、ネットで受け付けを済ませた顧客が本人の順番になっても来店していなかった場合は、「不在者リスト」の方に回される。不在者リストに入れば、店頭で長くても二十分程度待つだけで済む。 一店舗当たりの平均売上は今年一月で三百五十万円強と、前年同月比15%伸びた。店頭での待ち時間に嫌気して去る顧客が減ったことが寄与した。 (日経MJ 2005.02.21より抜粋) 【コメント】 散髪や美容室へは週末の貴重な休日を使う場合が多い。その休日を待ち時間に使うとなると嫌気がさしてしまうのは当たり前。その心理的抵抗を軽減させるシステム面白い。 美容師ごとの待ち人数は、人気のバロメーターになり顧客としては参考になる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 23, 2005 08:35:29 AM
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