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カテゴリ:社会
今日、オリンピックでも活躍したオリックスいや日本球界のエースと言える山本由伸投手が西武ライオンズ戦でノーヒットノーランを達成しました。
野球を知らない方は、この言葉だけでは分かりにくいかも知れませんが、ピッチャーが相手チームに1本もヒットを打たせずに、0点で抑えることです。 山本由伸投手は、5回に四球を与えた以外は走者を許さない“準完全試合”で9回を1四球のみで、9奪三振、102球の熱投でした。 これで、DeNAの今永昇太投手が6月7日の日本ハム戦で達成して以来、プロ野球86人目、97度目の快挙となります。 今季は4月10日のオリックス戦で完全試合を達成したロッテ・佐々木朗、ソフトバンク・東浜、今永に次いで、早くも4人目の無安打無失点試合となりました。 それほど頻繁に達成される記録ではなく、去年は誰も達成していません。 投高打低と言われた戦前こそ、1940年に5回という記録がありますが、近年では年2回でも珍しいくらいでしたから、今年の4回というのは明らかに多いと思います。 しかもまだシーズンは半分も残っており、これまでの年間5回という記録を抜くことも十分に考えられます。 今年の始まりは令和の怪物と言われる佐々木朗希投手の史上16人しか達成していない完全試合でした。 加えて、完全試合最年少(20歳5カ月)、プロ野球タイ19奪三振、毎回奪三振というおまけ付きで、まさに異次元の投球でした。 さらに佐々木朗希投手の完全試合の次の登板でも8回まで完全試合を継続していました。 そんな異次元の記録に先輩投手陣が刺激を受けたのか、あるいは何か特別な力が働いているのかも知れません。 技術的には、投手の二段モーションが認められ、投手有利になったと言われることが大きいと思います。 さらにトラックマンなどのマシンを活用して、ボールの回転数などを細かくデータ化することで、技術の再現性が飛躍的に向上していると言われています。 受け身のバッターよりも、起点となるピッチャーの方が技術が先行すると言われていますので、しばらくこの状況が続くかも知れません。 それは打撃成績にも現れており、今日時点でセリーグで3割以上の打率を残しているのは3人、パリーグには2人しかいません。 投手成績も防御率1点台がセリーグ2人、パリーグにはなんと5人もいます。 このように今年は明らかに投高打低が明確になっています。 観戦する分には、ホームランが飛び交う打撃戦の方が面白いと言われていますが、今年は投手力が強いチームが上位に進出する可能性が高いと言えます。 シーズンのスタートでつまづいた阪神タイガースですが、今日も勝って借金4まで持ってくることが出来ましたので、これから自慢の投手力を生かして、さらに上位を目指して欲しいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022年06月19日 19時23分02秒
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