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カテゴリ:経営
再来週、講演の機会をいただいています。
テーマは「人材確保のための自社PRについて」です、採用に悩む経営者や人事担当者の方々に向けて、自社の魅力をいかに伝えるかについてお話しする、とても重要な機会だと感じています。 この講演の準備を進めながら、改めて気づいていることがあります。 多くの企業が自社PRに取り組んでいますが、その多くが同じ落とし穴にはまっています。 それは、「自社が伝えたいこと」を発信してしまっているという落とし穴です。 創業何年、売上規模、事業内容、受賞歴、充実した福利厚生、これらはすべて、企業側が誇りに思っていることです。 しかし求職者の立場から見た時、これらの情報がどれだけ自分事として響くでしょうか、多くの場合、「へえ、そうなんだ」という程度の印象で終わってしまいます。 なぜそうなるのか、それは、発信の起点が「自社」になっているからです。 自社PRで本当に大切なのは、この起点を「求職者にとって」に変えることです、これが、今回の講演でお伝えしたい最も重要なメッセージです。 ここで活きてくるのが、当社が大切にしているコトマーケティングの考え方です。 モノを売るのではなく、コトを伝える。この発想を採用PRに応用すると、伝えるべき内容が根本から変わります。 自社の特徴や強みを並べるのではなく、「この会社に入ったら、求職者にとってどんな良いコトが生まれるのか」を伝えることが中心になります。 具体的に考えてみます。 求職者が会社を選ぶ時、その根底にある問いは何でしょうか。 「この会社で自分は成長できるのか」「ここで働くことで、自分の人生はどう変わるのか」「仲間に恵まれ、やりがいを感じながら働けるのか」、これらが求職者の本音の問いです。 だからこそ、PRで伝えるべきは、この問いへの答えです。 当社を例に挙げれば、「チャンス&トライアルの精神で、入社後から様々な挑戦の機会が与えられる」というのは、「成長できるのか」という問いへの答えになります。 「管理職の8割が女性であり、キャリアアップの道が開かれている」というのは、「自分の未来が描けるか」という問いへの答えになります。 「社員幸福度右肩上がりを目標に掲げている」というのは、「幸せに働けるか」という問いへの答えになります。 そして同時に、求職者が抱えている不便・不満・不安を解消できることを伝えることも重要です。 「成長できる環境があるか不安」「自分の意見が通る会社かどうか分からない」「入社後にギャップを感じるのではないか」、こうした不安を先回りして解消するメッセージを届けることが、求職者の心を動かします。 大切なのは、「求職者にとって」という視点を絶対に忘れないことです。 自社の得意分野やメリットを強調したくなる気持ちは、経営者として自然なものです、しかしその瞬間に、発信の起点が「自社」に戻ってしまいます。 常に「これは求職者にとってどんな意味があるのか」を問い直しながら、メッセージを磨いていく必要があります。 人材確保の本質は、採用もまたコトマーケティングだということです。 求職者というお客様に、自社というサービスを選んでもらうために、その方にとっての価値を伝え続けること。 この視点を持てた会社が、これからの時代に選ばれ続ける会社になっていくと確信しています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2026年08月13日 18時00分38秒
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