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カテゴリ:映画
「母べえ」「遙かなる山の呼び声」に続く山田洋二監督作品。
前の2作同様、何気ない静かな映画なんだけどしみじみして いい映画でした。 岩手で農業を営む父に三国連太郎。母親に一周忌に実家に集まった子供たち。 長男の役者さん、名前知りません。長男の嫁は原田美枝子。若くて綺麗なの。 長女に浅田美代子。これがまた若くて可愛い。末っ子が永瀬正敏。 題名の「息子」はこの末っ子なんだわ。 頭がよくて東京で一流企業で働く兄と違い 頭のできも悪く、定職になかなかつかない末息子が心配な父親。 バイト先で知り合った耳が遠くて口も聞けないんだけれど 天使のように可愛い娘と恋に落ちる息子。 この娘役が和久井映見。ほんとに可愛いんだわ。 戦友会のために上京する父。長男のところに泊まる。 お嫁さんに言うのです。 「私のことは気にしないでいい。あなたのお母さんが年老いたら 一緒に暮らしなさい。もしものことがあったら・・・みんなは私を心配するけれど もしものことがあってもそれはそれでいいのだ。」と・・・ 素晴らしい父親です。 その後、末っ子のところに行き、彼女を紹介される父親。 言葉は不自由だけれど、天使のような彼女がすっかり気に入り夢心地。 幸せそうな様子がほほえましい。 雪深い家に戻り昔出稼ぎから帰ったときのことを思い出す父親。 年老いた両親、妻、まだ幼い3人の子供たちが囲炉裏の周りに集まり 暖かく明るい我が家。ふとわれに返ると真っ暗。 でもそれが人生。長く生きたものの定め・・・また何かいいこともあるさ・・・ そういわれたような気がしました。 1991年の映画です。亡くなった人、生きている人もみな若く 懐かしかったです。 ★★★★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年01月25日 12時25分55秒
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