カテゴリ:読書
1955年、佐世保市生まれの作家さん。
前に読んだことがあるのかどうか・・・あるようなないような・・ それすらも覚えてない。 で、この本 人生にも必ず岐路はあるのか、ところどころで、判断・選択はできるのか。それとも、人との出会いが人生を決めるのか-。地方都市の書店に勤務するミチルは平凡な女性だったが、徐々に非凡な人生の荒波に呑み込まれていき…。 ミチルは歯医者に行くので勤務中の外出許可をもらう。 その時、ついでに上司や同僚から宝くじの購入を頼まれる。 実は不倫相手の東京の出版社社員を空港に見送りに行くのが目的だった。 宝くじをターミナルで購入するミチル。 そして思いつきで恋人について飛行機に乗ってしまうミチル。 そして・・・ミチルの運命が大きく変わっていくのだが・・・ ありえない。ミチルの口からの身の上話ではなく 彼女の夫からの彼女についての身の上話。 だから、彼女のリアリティある気持ちは不明でただただうわべだけ。 でも、「このことが後から大きく彼女の人生を変えるのだが それはまた後で・・」みたいなこちらの興味をそそる思わせぶりな 表現が頻繁に現れて思わず先を読んでしまうんだけど その手法がなんだか私の好みに合わない。 男性でも「なんでこんなに女性の気持ちがわかるの?」 と驚かされる作家もいるけれど、これは所詮男性が書いた女性の心理。 読みやすいけれど、深みがない。 ★★★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年12月01日 09時26分44秒
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