自分を信じて

私まり（仮名）人間には裏と表がある事を知った
そして、私はそれを見てしまった・・・

いつも優しいお兄ちゃん
私はお兄ちゃんが大好きだった
そう・・・あの日までは

その日私は帰りが遅くなってしまった
急いで帰っていたとき私はふと思った
この先は通り魔が出る道だ
この道は近道だけど、遠回りして帰ろう
そう思いＵターンした　その時だった
キャー！！！
女の人の悲鳴が聞こえた
通り魔が出るという道から
私は木で隠れながら悲鳴が聞こえた方へ行った
私は見てしまった
犯人を・・・・
あの優しかったお兄ちゃん
いつも優しくてニコニコしてたのに・・・
今のお兄ちゃんの顔はまるで・・・
悪魔のようだった
どうして・・・お兄ちゃん・・・
怖くなった
私は逃げ出した
そんな・・・そんな・・・
裏切られた気持ちになった

次の日お兄ちゃんに会った
おはよう！！まりちゃん
いつものニコニコ顔だ
おはよう・・・お兄ちゃん
私はどんな顔をすればいいか分からなかった
どうしたの？元気ないね
私の顔をのぞき込みながら聞いてきた
あ・・・！いや・・・何でもないです。それじゃ・・・
聞けない・・・あのことを・・・
胸が苦しくなった
その日お兄ちゃんは捕まった
私の他にも目撃者がいたんだと・・・
お兄ちゃんが連れて行かれるとき私は下を向いていた
まりちゃん
お兄ちゃんが私の名前を呼んだ
私はおそるおそる顔を上げた・・・・
まりちゃんキミは知っていたんだね
うん・・・・
お兄ちゃんの顔を見たときお兄ちゃんは悲しそうな顔をして笑っていた
ごめんね・・・・
そう言ってお兄ちゃんは・・・連れて行かれた・・・


よくテレビで「優しい子だったのにどうして？」みたいなことをやっています。
それを元に作ってみました。
な～んかあんま自信ない物語だけど、
読んでくれた方ありがとう！！