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カテゴリ:アート!
ローマ旧市街のルネッサンス時代の法王が作らせたふたつの通り、
フエリチェ通り(現在のクアトロフォンターネ通り)とピア通り (クイリナーレ通り)が交わる所にクアトロフォンターネ (4つの噴水)が4ツ角に作られている。 そこにこの小さな教会がスペインのトリニターリ修道会のために作られた。 1600年代半ばのこと。 教会のファッサードも美しいのだが、8角形の教会内部の天井は イスラム諸国の鍾乳石模様(*ムカルナス)を思い出す変わったもの。 *ムカルナスは、もともと北アフリカのモスクなどの装飾模様として 使われたもので、典型的なものとしてスペイン、グラナダの アルハンブラ宮殿内、或はパレルモのパラテイナ礼拝堂のクーポラ(天井 )装飾などがある。 12世紀以降南ヨーロッパでイスラム支配を受けた地区で残っている。 ボッロミーニがこういった幾何学模様を参考にしたのかは不明。 隣には小さな回廊キオストロ、地下にはクリプタがあり、 小さなスペースをうまく利用してこじんまり色々な施設が入っている ことにも感心する。 ちなみに、現在もスペインのトリニターリ修道会が入っているそう。 San Carlo alle quattro fontane サンカルロ アッレ クアトロフォンターネ教会 Via del Quirinale 23 Tel.06-4883261 土曜日日曜日と7月8月は10時から13時まで そのほかの曜日10時から13時と15時から18時まで ミサ日祝日10時 通常19時 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.02.21 20:13:55
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