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ゆりんいたりあ日記

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ゆりんいたりあ

ゆりんいたりあ

2017.01.07
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カテゴリ:アート!
昨日からぐっと気温が下がって昨日の最低気温は零度、
最高気温は5度くらいだろうか。
北風が冷たく、山では雪が降っているとのこと。

仕事帰り、ヴェネツイア広場にあるヴィットリアーノで
昨年末からしているエドワード ホッパー展を観た。 
イタリアでは2番目に現在入場者数がある展覧会らしい。
確かに思ったよりもかなり混んでいた。
昨年すでに展覧会を見た友人Pが、彼が見たかった絵(ナイトホークス)は
なかったけど良かった~と言っていたので、やっぱり私も~と思ったわけ。
いい展覧会だと思った。

エドワード ホッパーは1900年代前半のアメリカ合衆国の
画家。もともとはイラストレーターをしていたらしい。
NYの美術学校を卒業した後、ヨーロッパを回り、特にパリ
などで多くの芸術家に影響を受けた。
(初期の絵にパリの街並みが多いのはそのため)
その後合衆国に帰り、アメリカ的な風景や日常のひとこまを
描く絵を描き、さまざまな面で多くの人に影響を与えたと
されている。
(ヒッチコックも影響を受けて映画を作っている)

彼の絵は新印象派主義とも呼ばれ、特に光の使い方に特徴が
ある。また、ポップアートの先駆を行った絵を描いたとも
言われる。


ビストロ(1909)

hopper2.jpg
6月の午後(1907)


Gloucester_Harbour_by_Edward_Hopper.jpg
グロスター港(1912)


夏の室内(1909)


展覧会の始めに書かれていた彼の言葉から。
I am slightly inhuman...
all I ever wanted to do
was to paint sunlight
on the side of a house.

Forse non sono troppo umano,
ma il mio scopo è stato
semplicemente quello 
di dipingere la luce del sole
sulla parete di una casa.

(おそらく)私はあまり人間的でないのかも知れない
だが、私がやりたいと思ったのは
ただ、家の壁に日の光を描くことだけ。
(直訳でごめんなさい)


青い夜(1912)


2階に当たる日の光(1960)

やはり人間の孤独や寂寥感が出ているようだとも思う。
彼の絵の透き通るような色と光を考えながら
北風の吹くローマの街を歩く私だった。

展覧会は2月12日まで。





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Last updated  2017.01.07 23:14:08
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