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カテゴリ:アート!
ミステリーとか通常見られないものとかに人は惹かれる。
ここはいつも人が沢山来る場所に近いけど、クラウスラ(出入り禁止)の 修道院になっている場所なので特別予約をして土曜日午前だけ 見せてもらうことが出来る。 スペイン階段上の教会はトリニタデイモンテイというフランス教会だが、 その横にこの修道院がある。 もともとローマの高台になるこの場所は特にジュリアスシーザー の庭つき邸宅があったとされ、友人であったサルステイウスに 渡った。 修道院自体はイタリア南部出身の聖フランシスコ デイ パオラ がローマ法王レオ10世に許しを得て、フランスの王様の援助で 出来たものだ。ミニミ会という修道会が作られた。 修道会はアッシジの聖フランシスコを模範にして、とても厳しい規則で ひどい貧困の中、また肉や卵類は一切口にしないというもの。 ナポレオンがローマにやってきたときにこの修道院はナポレオンの 兵隊たちの宿泊所となり、修道会は解散させられたらしい。 現在は近年行われた修復の結果、内部のフレスコ画などを観ることが 出来るようになっている。 特に、レオナルド ダ ヴィンチが発明したと言われるアナモルフォジス はだまし絵の一種で、これに限らず1600年代流行ったものだ。 この修道院のだまし絵は聖フランシスコ デイ パオラの話を描いて いるもの。 また、当時研究されていた日時計の廊下など、非常に興味深い。 だまし絵や日時計の廊下はこの修道会に属していたエマヌエル メニャン などの手によるもの。 アナモルフォジスは、ギリシャ語から来ている言葉で、 形を再現するという意味がある。 だまし絵というと分かりやすいと思うが、凹凸のある鏡に 映したような模様が特徴で、正面から見るものではなくて 実は横から或は円筒に映して謎の絵を解明するものという ものらしい。 *だまし絵の種類は実に多いが、このフレスコ画はかなり 有名なもの* 土曜日午前中のみ見学可能で要予約だが、是非という方は わたしまでご連絡を。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.02.05 17:53:55
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