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カテゴリ:アート!
昨年ちょうどボルゲーゼ美術館がオープンしてから20周年と
いうことで、10月末から開かれているベルニーニ展。 ボルゲーゼ美術館外観 日本ではベルニーニはまだあまり知られていないらしいが、 バロックの巨匠になり、7人の法王に可愛がられて、ローマでは 大きな足跡を残したアーチストになる。 あのルーブル美術館(もと王宮)も、実は彼が設計を頼まれたのだが、 実用的なフランスでは彼の案があまり喜ばれず、実際に彼の案は 一部だけ採用されたことはおそらくほとんどの人が知らない。 彫刻家、建築家、舞台装飾家として活躍した彼は、ローマでは 例えばサンピエトロ広場の設計、聖天使城の前の橋の装飾や、 いくつもの泉の彫刻や教会の設計に装飾をした。 ベルニーニの重要な作品はこのボルゲーゼ美術館に保存 されていて、展覧会でなくても彼の素敵な彫刻や絵画をここで見ること が出来るのだけれど、今回はお金をかけて世界中から運ばれたり 修復されたりした作品が数多く展示されている。 もともとこの美術館にあるダビデ像 興味深いのは彼のお父さんピエトロと一緒に作った作品。 もちろんジャンロレンツオ ベルニーニは素晴らしいけれど、お父さん と一緒に作りながら、そこからどのように発展したかが分かる。 美術館の上の階では、数々の法王の肖像(彫刻に絵画)、彼の 愛人コスタンツアの肖像(彫刻)や自画像画に息子の肖像画が並び、 ハッと息をのむくらいの迫力がある。 ボルゲーゼ美術館内部のベルニーニ以外の見物は、カラヴァッジョの 6枚の絵や、ナポレオンの妹だったパオリーナ ボルゲーゼの全身像 *アントニオ カノーヴァ作*、エルマフロデイト(雌雄両体)像、 上の階ではルーカス クラナッハやラッファエッロ、ボッテイチェッリ、 ペルジーノなどなど、小さな美術館ながら見ごたえがある場所。 この美術館の代表作品パオリーナ ボルゲーゼ 美術館は、月曜日お休みだが、通常9時から19時まで開館。 但し、予約が必要なので注意。 電話06-32810 予約は9時、11時、13時、15時、17時で、2時間ごとに追い出される ことになっている。 また、荷物は、クロークに預けるようになっているので、注意。 展覧会は今年の2月4日まで! (追記)2月20日まで延期に。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.01.25 20:04:55
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