|
カテゴリ:アート!
今朝のローマ近郊は雨。
お天気が悪いと一段と機嫌も悪いが、お百姓さんたちは この雨を待っていたかも知れないと気を取り直す。 さて、法王ユリウス2世の書斎兼図書館だった署名の間。 天井のお話を前回していたたと思う。 前回のブログから天井の画像を見ていただきたい。 読者の皆さんから見て、左下に描かれているのが、 天体の運動と呼ばれる絵。 プリモ モト*最初の動き*とも呼ばれるように、ここから 署名の間のフレスコ画をラッファエッロは描いていったのでは ないかと言われている。 描かれる女性は芸術の女神のひとり、ウラニア。 天体や天文学をつかさどる女神が球に乗っている。 球に描かれるのは、天体で、お星さまが沢山散りばめられている。 はっきりとは見えないのだが、研究家に依れば、この天体が 示す日にちが、ちょうどユリウス2世が法王になった日を 表わすそうだ。 法王が天体、世界を動かすということだろうか。 天体の運動 ちょうど左右に描かれるメダルの中に描かれる二人 の女性は、左に詩学、右に哲学を象徴している。 下の壁には、詩学だからパルナッソス(アポロンと 学芸の女神たちが住んでいたと伝えられるギリシャ 中部の山)が、 哲学の女神の下にはアテネの学堂が描かれている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.04.25 16:49:36
コメント(0) | コメントを書く
[アート!] カテゴリの最新記事
|