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カテゴリ:アート!
5月4日、イタリアではfase2という時期が開始になった。
つまり、ロックダウンを少し緩和ということで、非常に 微妙な時期が始まった訳。 仕事に戻った人もいるし、(政府はリモートワーク を激励しているが)公共の交通機関もマスクと距離を 空けてということで普通に近い状態にもどろうとしている。 お休みだった工場なども大分再開したようだ。 学校は相変わらずお休みで、今学期はこのままオンライン 授業をしながら6月そのまま夏休み。今は9月からの 授業の仕方が議論されている。 そんな中、散歩ができるようになったらしいが、場所に よって微妙に違うようなので、念のため市役所に確認して から、海に散歩に出かけた。 まあまあ人が出ていたが、人との距離は十分に空いている し、海の風が心地よく、40分ばかり散歩してみた。 みんなマスクなしだった。 途中、主要道路に警察の車がいて、コントロールしていた。 さて、主題に戻ろう。 今日でラファエッロのお部屋についてはお話を終えるつもり。 3つ目の部屋、ボルゴの火災の間には、9世紀、レオ4世が オステイアの海でサラセン人(アラブ人)を破ったお話が 描かれている。 左には、やはりレオ4世が描かれながら、モデルはレオ10世。 構図はすっきりしていて、とてもいい感じ。 今も残る要塞(ユリウス2世のお城)も奥に見える。 若桑みどり女史に依れば、もうこの絵はマニエリスム的でも バロック的でもあるという。 合理的なルネッサンス時代の構成が変わってしまったのは 既にボルゴの火災の絵にも見られたと思う。 さて、このオステイアの街はローマの郊外にあり、 古代ローマ時代、外港として使われていたために、賑わった 港町だった場所。 現在はローマのピラミッドがある所からオステイア行きの 電車でオステイアアンテイカで降りると、昔の 港町の遺跡や、ボルゴと言われる中世の街やお城を見学 できるので、ローマでお時間がある方には、お奨めしたい。 残るモザイク。やはり船がテーマ。 ギリシャ劇場跡。 ボルゴとお城。 次回はヴァチカン美術館内にあるピナコテカへ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.05.05 18:32:00
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