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工藤幸太郎税理士事… 税理士(゜д゜) [福岡市]...さん
2005年08月16日
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カテゴリ:経理一般
 皆さんこんにちわ。新米税理士のユタカです。
 先日知人から相続税についての相談がありました。相続については断片的な知識はあるのですが、実務でも余り触ったことがありませんし、税理士試験でも選択しなかったので、これを機会に、数日かけて相続の実務書を通読してみました。
 現時点で仮に相続関与の依頼があったとしても、私にはまだ触る資格はないと考えていますので、相続に詳しい友人の税理士を紹介することになると思いますが、税理士としてはやはり相続についても一般的な質問には答えられる程度の体系的な知識は必要であると思います。(一般的な会計事務所では相続の案件はせいぜい年に数件程度で一般職員は余り触れる機会がないのが実情です。)
 私は税理士試験では法人税、所得税及び消費税を選択しましたが、選択に際しては消費税にするか相続税にするかかなり迷いました。実務でよく使うのは消費税だと考え消費税を選択しましたが、やはり法人、所得、相続及び消費の国税4法の体系的理解は、責任をもって実務をこなすためには必須だと思います。
 ですから仕事が暇な今のうちにきっちり勉強しておこうと思います。(笑)
 

 本題に入りますが、今日は簿記の基本的な仕組みについて記載していきたいと思います。
 簿記と言えば「借方」「貸方」、「借方」「貸方」と言えば簿記というほど簿記の学習に際してはこの簿記用語が頻繁に出てきますが、簿記の未学習者や初学者はこの簿記用語に結構な確率でアレルギー反応を起こします。そこでその原因物質である借方、貸方の意味を説明していきたいと思います。
 まず白紙のA4コピー用紙(以下「コピー用紙」と記載します。)を思い浮かべてください。そしてそのコピー用紙を縦方向に真ん中から折り曲げます。そうするとコピー用紙は折り目を境に左右に分割されます。その分割されたコピー用紙のうち左側の部分が「借方」で、右側の部分が「貸方」となります。つまり借方とは左右に分割されたコピー用紙のうち左側に記載することを意味し、貸方とは左右に分割されたコピー用紙のうち右側に記載することを意味します。つまり借方とは左側に記載すると言う簿記上のルールであり、貸方とは右側に記載するという簿記上のルールであり、それ以上の意味はありません。
 例えば「資産」の増減があった場合、資産の増加は借方(左側)に記載し、資産の減少は貸方(右側)に記載することが簿記上のルールとして定められています。簡単な例題をあげて説明してみましょう。

「株式会社A社は、B銀行普通預金口座から500万円、C銀行普通預金口座から1000万円を引き出した。引き出した現金1500万円は会社の金庫に保管している。」

借方(左)現金1500万円 貸方(右)B銀行普通預金  500万円
                   C銀行普通預金 1000万円


 普通預金からの引き出しにより現金と言う資産が1500万円増加しているので、左側(借方)に現金という資産の具体的な名称(簿記用語で「勘定科目」といいます。)を付してその増加金額を記載します。
 B銀行及びC銀行の普通預金と言う名称の資産が減少していますので、右側に勘定科目名と減少金額を記載します。

 このように簿記とは資産等の増減項目をあらかじめ定められたルールに従い、借方(左側)、貸方(右側)に記載していき、決算に際しては、その借方、貸方に記載された項目を勘定項目ごとに集計し、企業業績を示す損益計算書や企業の財政状態(債務の弁済能力)を示す貸借対照表を作成していきます。

 次に借方・貸方のほかに、簿記の重要なルールである貸借均衡の原理について説明します。上記の仕訳(会社の取引を借方・貸方に分類して記録すること)で左側に記載された金額と右側に記載された金額の合計額は共に1500万円で一致していますよね。
 左側に記載された現金1500万円の増加した原因が右側に記載されていることが読み取れるでしょうか。B銀行及びC銀行から預金を引き出したから現金が増加したんですよね。まあ現金増加の内訳明細が貸方(右側)に記載されていると考えてもいいですね。ですから、一取引について借方・貸方に記載された金額の合計額は必ず一致します。借方(左側)又は貸方(右側)に記載された金額の内訳明細が反対側(右側又は左側)に記載されているのですから、左又は右の金額の合計額が一致しないはずがありません。一致しなければその仕訳はどこかに間違いがあるということになります。このように一取引について、貸借が必ず一致することを貸借均衡の原理といいます。

 最後に簿記の借方・貸方の記載ルールを記載しておきますので参考にしてください。

       増加        減少
 資産    借方(左)    貸方(右)
 負債    貸方(右)    借方(左)
 資本    貸方(右)    借方(左)
 収益    貸方(右)    借方(左)
 費用    借方(左)    貸方(右)




 






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最終更新日  2005年08月17日 00時10分17秒
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