カテゴリ:その他
今月、3日間にわたって市内某所にて日商簿記検定2級の内容について、研修会の講師をしてまいりました。
講義時間が1日8時間(午前9時から午後6時まで)ということで、研修の最後の方(午後5時以降)になると、疲れからか滑舌が悪くなり、「組別総合原価計算」と発音すべきところを「クビヴェツショウゴウゲンカケイサン」と発音したりと、受講生の皆様には大変ご迷惑をお掛けしました。笑 研修に先立って、事前に日商簿記検定2級の「商業簿記」と「工業簿記」のテキストと計算問題に2日ほど費やして目を通しておきましたが、率直な感想は「簿記2級レベルでも案外高水準だ」ということです。 簿記2級に合格したのは今から10年以上前のこと。完全独学で、市販の教材を使用したのみでしたが、得点は92点(合格点70点)だったと記憶してます。 従って私の簿記2級に対する今までのイメージは、一言でいってしまうと「簡単」。150時間から200時間程度勉強に費やす時間を確保できれば誰でも合格できる、というものです。 それで今回簿記2級の研修会の講師を安易な気持ちでお引受しましたが、事前に準備していただいたテキストの内容を吟味するとこれが結構中身が濃い! 結局のところ「試験で高得点をとる」ということと「内容を理解している」ことは必ずしもリンクしていないということなんでしょうね。 ただ、現実の簿記2級の本試験の内容はテキストの内容を深く理解していなくても「解ける問題」が殆どですから、簿記受験界でよく言われる「習うより慣れよ」方式の勉強でも充分合格できると思いますが・・・。 ただちょっと嬉しかったのが「社債の買入償還の仕訳」。簿記2級の出題範囲の中では難しい論点になります。税理士の簿記論合格以降でも10年くらいの歳月が経っていますが、計算問題を解いてみたところ「身体」が覚えていました。(笑)やっぱり簿記は「習うよりも慣れよ」も大切かもしれません。(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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