2月1日。
2月1日(金)朝。
寒いです。
昨日東京から舞い戻って、今日また恒例始発出勤。
ひさびさです。
これに乗るようになるといよいよシーズン・イン。
ひさびさに朝暗いうちに家をでる。
今日の気温2℃。
私は寒いけど世間ではもっと寒いからあまり寒い寒いというのも気がひけるが、常に5~8℃の気温にならされてる体だったら十分寒い。
気温を表示する電光掲示板をうらめしそうにながめながらまだ暗い明け方の街を小走りに行く。
頬に当たる風が冷たい。
それでも、私はこんな朝も悪くないなと思う。
冷たくて刺すように痛い空気はピンとしてまだ目覚めきってない私をシャキッと引き締める。
ふと頭の中にあるシーンの映像が浮かびあがる。
それはいつだったか子供の頃の断片的記憶。
ある朝、やっぱり刺すように冬の明け方の寒空の下、吐く息白く、頬に冷たい空気をさらして、学校へ向かっている時のこと。
その日特別なことがあったわけでもない。
ただ単に感覚の記憶からふと呼びおこされたワンシーン。
寒いのになぜかイヤじゃなかったその時の思いまでもが蘇る。
そしてその時目にしていた通学路の情景もふしぎなもので妙に鮮明なのである。
人間の記憶とはすごいものだ。
脳の中の海馬(かいば)はすさまじく大容量である。
しかもひとつのことから、その時5感で確かに感じとったものを丸ごと記憶してけっして消されることはない。
人間の体というものはつくづく神秘的ですごいと思う。
さて、到着したことだし、今日も一日がんばります。笑