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2009年10月29日
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カテゴリ:読書



久しぶりに「出会えて良かった~♪」という本でした^^v


茗荷谷の猫


舞台は東京。

幕末から、戦後高度成長期まで時代を少しずつ下りながら

いろんな話が語られる短編集。


東京に住む人々の機微を描き出すだけの物語たちかと思えば

それは少しずつ不思議な不安定感を持っている。

特に表題作の「茗荷谷の猫」は一つの大きな謎が放り出されたまま終わる。

正直、え~~~これはなし!と思ったけど

これがあとの話でちゃんと明らかにされる。

でもそれがまた切ない・・・・。

そんな風にどの物語の人や物が、別の話でふいに顔を出して

不思議なつながりと世界観を作り出してくる。

特にこの茗荷谷の家は何度も登場し、

東京の町を歩いてこの家を探したくなってくるくらい。


2つ3つ話を読んだところで、

それにしてもこの不思議な感覚はどこかで・・・と思ったら

借金取りに追われる大入道作家の登場で納得♪

内田百けん(門がまえに月)先生ではございませんか~(*^▽^*)

内田百けんファンにはおすすめの一冊ですね~。



久しぶりに読み終わるのが淋しくなるような本でした。


内田百けん先生の「冥途」も久しぶりに読み返したくなりました。


冥途/旅順入城式








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最終更新日  2009年10月29日 20時18分17秒
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