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各党党首がテレビCMで変人ぶりを競い合っており、有権者に迷惑をかける点は共通だ。
自民党は鯉住イチロ宰相の主張する郵政民営化が舞台。「余計な演出をせずストレートに訴える」(幹部)と音楽や効果音を排除。ふんどし一丁の宰相が腕を組んで正面を見詰めて「郵政公務員を滅ぼさなければどんな改革もできない」と語り、〒マークが書かれた太鼓を打ち鳴らす。すると、太鼓がぶっ壊れて中から桃太郎姿の銀行員が現れ、3匹の女刺客を連れて鬼が島に「造反組」退治に行く、という内容。 対照的に民主党は凝った演出の芸術作品となった。クレタ島の白い街並みで、丘田葛也代表の「純潔な政治姿勢」(幹部)を表現。また、「年金一元化を」「地方に権限と財源を」などと次々に国会論戦での丘田氏の発言をフランス語で流し、「郵政民営化なんてどうでもいい」(同)ことを印象付ける作戦だ。 異彩を放つのは公明党。神裂武仏代表が東大寺の仁王像の扮装で登場し、「何度もそうはイカンザキ」と布教を妨害する妖怪を踏みつぶし「今度もイカノキンタマ」と高笑い。2001年の参院選で驚かせたCMの続編で、内輪受けを狙う。 一方、共産党は、若い主婦らの井戸端会議に突如、志異数夫委員長が割り込み、「奥さん、お宅にもたしかな野党がひとつ必要だ」と押し売りをする。社民党は福縞水穂党首が殺虫剤をまくと、国会から「憲法改悪虫」「大増税虫」などが次々に逃げ出し、「虫なら社民党」を強調する。 このほか、新党日本は田長安夫代表が同党のキャッチフレーズの「信州から日本へ」と書かれた扇子を持って現れ、「高みから呼び掛ける姿」(党関係者)をイメージした。綿抜眠輔代表の国民新党はテレビCMを作る予算がない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.09.02 20:48:25
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