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LINK OF PERSON'S Vol.3 6月25日 (土) 青森quarter OPEN 17:30 START 18:00 チケット ¥1,000- (別途ドリンク代500円) 出演 はないちもんめ ランドスケープ THE HANGEDMAN 嶄 The Junky Teachers ご来場よろしくお願いしますm(__)m チケット承り中! (「あらすじ」微塵もないしw) 第一話 第二話 本日のBGM George Baker 「Little Green Bag」 (流しながら読んでね) 登場人物 アレさん:もちろん主人公 智太郎:アレさんがバイトしてる「ダーツ」の店長 セイジ:「ダーツ」の厨房兼ホール係、アレさんの先輩 アキラ:「ダーツ」のホール係、アレさんの先輩 志穂:「ダーツ」の常連客、アレさんを指名してくれる ♪・・・・・・(効果音、舞台チェンジ) 翌日の仕事 アレさんはグッタリ セイジ、アキラにしつこく聞かれる どーだった?どーだった? アレさんは少々ゲンナリしていた 高校生みたいに「すげーっす!すげーっすよ!」 と興奮片手に報告する気にはなれなかった 厳密に言うと今朝 渋谷の街中で酔いつぶれて、道路に横になっていた志穂を彼女の部屋に送ったアレさん 彼女のアパートは高井戸のあった 部屋に入ると部屋一面、物が散乱していて、騒然としている 一番目につくのは、アルコール類の空き瓶 それと・・・ 注射器 彼女の腕にあった青痣とリンクする アレさんは何とも言えない恐ろしさに襲われた 「ねェ~♪何してるのよ~☆早くこっち来てよ~♪」 志穂はそんなアレさんを知ってか知らずか、ベッドに潜り込み、服を脱いでいた 「そ、それはマズイですって!!!志穂さん!!!」 「そんなこと言って、若いんだし、女の独り暮らしの部屋に入り込んだんだから、おいでよ~♪」 ・・・・・・ 床に落ちてるウィスキーの瓶を拾い、残っているウィスキーを一気にあおる アルコールに弱いアレさんは、すぐに顔が赤くなり、動悸が激しくなる その勢いで、志穂に覆いかぶさった 志穂の目に光る涙にはわざと気付かずに ・・・・・・ まるで二日酔いの様に傷む頭を抱え、仕事をこなすアレさん その日の夜は久しぶりに美紀が来店した アレさんを指名したが、アレさんは上の空で美紀の相手をする 「ど~したの?アレくん」 美紀が心配になって聞くが、空返事で答える 気がかり・・・ 無茶な飲み方、投げやりな誘い方、注射器、そしてベッドでの涙・・・ 美紀が不満に思い、セイジに文句を言っている その日の反省会 智太郎がアレさんに言う 「どーしたんだ?今日のお前、なんか変だぞ」 「すいません・・・あまり体調が良くなくて」 「・・・何かあるなら聞くぞ」 「いえ・・・大丈夫です!」 「そうか、ならいいが、気をつけろよ」 それから小一時間、飲みながら雑談をして、それぞれ帰宅する時間となった時、不意に智太郎がアレさんに一言言った 「東京はお前がいた青森とは何もかもが違う だが人は同じだ みんな何かを抱えている そーゆーのを吐き出す場所がここであり 受け止めるのがおれたちの仕事だぞ」 智太郎の言う言葉を、アレさんは帰りの地下鉄で、繰り返し思い出した 受け止める・・・ アレさんは少し気持ちを切り替えることが出来た 志穂さんの受け皿に・・・ その数日後である アキラがアレさんに告げた 志穂さん、田舎に帰ったんだってね え!? アレさんの体がまるで凍りついた様に動かなくなった 「な、なんでですか!?」 次の言葉が出てくるまで、1,2分は間があっただろう そんなアレさんにアキラは軽く言う 「なんでもクスリの影響でノイローゼっぽくなってたらしくて、田舎の病院に入院するみたいだよ」 ・・・ なぜか分からないがアレさんの目から涙がこぼれ落ちる それをアキラが見て、慌てる 「ど、どーしたの?アレくん!え?な、なんでなんで?」 朝方の帰り道 アレさんは駅からアパートまでの道のりを歩いてる最中、ずっと考えてた 志穂が入院したから心配で泣いたのではない まして志穂が自分に何も告げずにいなくなったのを悔しがってるのでもない 志穂は明らかにアレさんにサインを出していた 浴びる様に飲むアルコール 異様に高いテンション そして 普段は着ない腕を露出した服 それに気付けず まして 酒の勢いで志穂とベッドを共にして その場の快感だけを味わい 志穂の気持ちをくみ取れなかった自分 至らない自分 ただ、生きてる自分 逃げ出すだけの自分 その「やるせなさ」「悔しさ」「力不足」がアレさんに涙を流させた あの日のウィスキーのむせ返る様な芳香が微かに鼻腔をくすぐった 続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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