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yuusanso

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2006.10.30
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隠された風景
「死」というテーマを基に屠畜場や保健所、自殺の取材を作品にしたものです。人間の生についてもう一度考えようと涙してしまう作品です。我々が日頃見えない部分が垣間見える作品なのでどこかでみかけたらぜひ手にとって見てほしい。できれば家に帰ってみたほうが良(泣きそうになって人前では耐えなければならなくなる)。
 著者はメディアの発する言葉だけのきれいな命の大切さは、現実の死を伝えてないのに真意は伝わっているのだろうか。メディアの仕事をまっとうしているのであろうかと考えている。日本のメディアはなぜか死を隠そうとする。子供に悪影響を与えるからだとか、視聴者に文句を言われるとかいろいろ理由があるだろうが、見えない現実で本当に子供に命の大切を教えることができているのだろうか?自殺問題では子供の自殺が良く取り上げられる。確かに一大事だ。しかし子供の自殺よりも老人・壮年の自殺が増えているのに取り上げられないのはなぜであろうか。メディアは気づいているのだろうが、世論の人気がないからあえて容認しているのではないか。現在我々が生きているのは壮年達のがんばりからなっている。そういう人達が自殺する環境を作ってしまう現在はあまりに悲しいことではないかと思う限りである。
 著書の一部だが、「なぜ人は命を奪うことに抵抗を感じ、涙を涙を流すのだろうか。また、その肉となった物体には同情を感じないのか」特に最近の人、自分もそうだが生き物を解体したことがないし、人が肉の塊になったもの(死体)を見たことがある人はあまりいないのだろう。つまりそこに見えない部分が発生するのであろうと思う。肉を他の命を奪って得たものとイメージできないのではないか。いただきますの意味が本当にわかって言っている人がいったいどのくらいいるのであろうか。
 また自殺のテーマでは「自殺の危機に直面している人の多くは、無力感に支配されて自分のニーズを訴える力をすでに失っている。声なき声を聴き取ろうと、誰かが耳を澄まさない限り彼らは決して救えない。」という部分がある身近な人が変だなと思ったら無視しないで声を掛けてみてあげてということ。もしかするとそれだけでその人のニーズが聞け、自殺を避けさせることができるかもしれない。ということを訴えていた。
 私の文章力では話が全然まとまらなかったが、日頃から自分ひとりで生きているのではなく、周りの物質一つ一つに何らかの人の力が加わって我々が生かされていることを理解し感謝することが重要であることを確認させられた。





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Last updated  2006.10.30 19:11:35
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