野良だって食べ物の好みはある
2月22日は猫の日だそうで、この頃はすっかり野良猫ちゃんブログになりつつあるここでも、また猫の話題を書きたくなってきた。家で猫を飼ったことはないが、庭で餌付けをしていたとき、アイスクリームがやたら好きな子がいた。気まぐれに夏に棒アイスを食べさせたら、病みつきになってしまったのだ。そんなに食べさせるほどなくて、とうもろこしや枝豆で我慢させようとしても、アイスじゃなきゃ納得できないという素振りをされた。食べ終わった棒でも舐め続けていたぐらいだ。いろいろな子を餌付けしていたけど、キャットフードが好きな子と、カリカリのフードが絶対にダメな子と様々だった。ブログで公開中、ブサイクだけど愛されてる野良猫 チュベリアンちゃんは、町の人々からいろいろな差し入れを貰っていた。だが、やはりキャットフードはよく残していた。 まるで見向きもしないご様子。この子は食べ物を持ってきたぞ、というのを、どうやらスーパーの袋の音で察知していたようで、買い物帰りに袋を持っていると、やけに袋の方ばかり熱い視線を投げかけているのだ。それでこの子に食べさせられるようなものを買ってないけど、なにかあげるか~というかんじで、パンをちぎってあげたことがある。だがせっかくあげたのに、まったく寄りつきもせず、遠くへ逃げられたことがあった。同じようなことがまだあるが、お弁当をお昼に買って、あまりにも袋に過剰反応するので、お腹がすいたのか~とおかずの高野豆腐をちぎって食べさせてみたことがある。これがそのときの実況です。 口に入れてはためらい、また食べるかと思えばやめ、だんだん高野豆腐から離れ、階段をちょっとずつ上がり、こちらを振り向き振り向き、申し訳なさそうに見つめつつ、遠ざかって行ったのです。 やっぱりお年寄り猫っていうのもあり、この子が一番好きなのは何と言っても魚だったみたいです。さっきまで何か食べていたようなのに、魚を持って行けば残さずぺろりで、人間で言ったら痴呆症のお年寄りみたいな食欲でした。心配になりそうなほど。さすがに人間のおばあさまみたいに、きちんと端からペロペロきれいに舐めていくんです。その食べ方の美しさは、さすが年季の入った野良猫。 たくましいぐらいがっついてますね~ この町にはこういうたくましい野良猫たちがのびのび暮らしていて、こういう子たちをよく見ているので、ペットショップなどにたまに入ると、人間よりもステキなグッズが揃っていて驚かされます。猫の日を記念して、楽天のペットグッズのバナーを貼ってみます。見てるだけでも楽しいです。