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カテゴリ:ライブレポ
―の前に:
謹んで新春のご挨拶を申し上げます。 それにしても、新年早々能登半島で震災とは…言い古されたことながら、災害は時を選ばないものですね… まず、この場をお借りして、被災された皆様方へのお見舞を申し上げますと共に、一日も早い復興をお祈りいたします。 本年も、ほぼ完全週刊ペースの更新となるであろう当ブログを何卒よろしくお願いいたします。 本文中敬称略 《2023年12月8日 ビルボード大阪、2ndステージ》 メンバー、それぞれ花を手に登場 1.Please Come Home For Christmas 佐藤竹善 ”KANちゃんに捧げましょう” 2.Tell Her About It 約1年ぶりのクリスマスツアー。"無事大阪に来れて良かったです" 全13本あるはずが…軽症といえども肺気胸にかかり、11月の公演はすべてキャンセル 若くて、胸が薄くて、華奢な人がなるらしいと言われている―が、"全て当てはまらないからこそ、手術が不要だったのかも" …ゆっくり休ませてもらったありがたさもあり、12月1日から復活 12月もダメかもしれなかったが…"驚異的な回復力" 2曲目は…KANの大好きな曲。+ビリー・ジョエルが来年(2024年1月)来日…今回が最後かもしれない。 2人へのリスペクトで。 →青柳誠(ピアノ)の紹介 "東のカシオペア、西のナニワエクスプレス" →病み上がりでもあり、伝えたいことはたくさんある―が、喋るより歌った方がいいらしい 朝ドラ「ブギウギ」のモデルの服部勝久は、スイングジャズの良さを日本の歌の良さにも活かそうとした…という話 "スイングしなけりゃ何のイミもないぜ" 3.It Don't Mean A Thing 4.All I Want For Christmas Is You ベースソロで薔薇をくわえて踊る竹善 →井上陽介(ベース)の紹介 ”クリスマスの曲は楽しいですね~” 昔は1週間前にならないとクリスマスソングは流れなかったものだが、今は12月には行ったら音楽はクリスマス一色 + クリスマスの思い出といえば、東京に来るまでバタークリームのケーキしか食したことがなく、東京で初めて生クリームのケーキを口にしてえらく感動した話 だが母親は、白いクリームは質が悪いなどと我が子をダマして貧しさを乗り越えていた逞しい人 →クリスマスアルバムのオリジナル曲。Shanti作詞 5.Momento ボビー・コールドウェルがいなければ自分の音楽は全く違ったであろう…今注目されているシティポップのルーツであるブルー・アイド・ソウルの代表格 FM横浜でラジオをやっていた時にボビーが来ていて…ちょうどSING LIKE TALKINGのデビュー曲がかかっていて、ボビーにこれは誰の曲だと聞かれて、自分のバンドのデビュー曲だと言ったら大絶賛 + ロサンゼルスでその「Dancin’ With Your Lies」のセッションをした話 ボビーも他界して切ない限りだが… 実は井上に初めて彼女ができて自宅に遊びに来て一緒に効いたのがボビーの「Special To Me」 7、8年前に井上がジャズクラブに出ていた時、彼女が夫とライブを観に来ていて再会した話 + 「パーラメント」というタバコのCMソングをボビーがライブで歌っているとき、演出で煙草に火を点けたら、横に「禁煙」のサインがドーン ―そのボビーのデビューアルバムより 6.Come To Me ボビーの話をするとキリがないが…開拓者であり、白人がソウルフルな楽曲とは当時はあり得なかった中、ブラックチャート(当時)で1位になり、そこから白人と黒人の垣根がなくなっていった話 KANとは色んな曲をデュエットしたが、たいてい竹善の方がメインで、歌い終わったら"いい曲だね" また、よくコントもやらされた。曰く”ボクこっちが本業なんで” 独自の笑いを作っていきたい…なんて話も マジメな広沢タダシにもいろんな役をやらせた…その広沢のニューアルバムの話 「太陽にほえろ!」のパロディ「クリスマスにほえろ!」で―このBGMのリハーサルの方がバンドのリハより長い KANが演じたのが「サックス刑事」しかもト書きがやたら細かいし、小道具まで凝っている…演技が苦手だったがだんだん楽しくなった。 そんなKANちゃんへの思いも込めながら…KANらしい優しさ 一度冷めてまた温めて…の所の「Back all right」を3人にバッチリやってもらう 6.カレーライス ”ごちそうさまでした~” 7.Let It Snow!Let It Snow!Let It Snow! "大阪で雪のイメージってどんな感じですか?" 井上”大阪ではめったに雪は降らない” 青森出身の竹善にとっては”雪かきだ~” クリスマスの夜中3時ごろに除雪のブルドーザーがゴーーーッ…酔っぱらった父親が”うるさい!だから市役所はダメなんだ” 自分も市役所勤めなのに… 楽しいクリスマスだが、現実をしっかり見据えて…We Are The Worldに対してBand-Aid 歌詞の説明。歌詞を味わってもらうために… 「せっかくだから楽しんで」…しかし「他の人のために祈ろうよ、楽しい時に難しいだろうが。窓(←ここではテレビと考えてもよい)の向こうには不安と恐怖の世界、そこでなるのは破滅の鐘。 もしかしたら向こうとこっちは運によって入れ替わっていたかもしれない。彼らの今年一番の贈り物は、今日生きていること」 でも「みんなのために・彼らのために、生きていることに乾杯しよう」という歌 「Feed The World」―Feedは食べさせるという意味だが、恵みを分かち合おうと言うとしっくりくるかも ↑ このフレーズをみんなに歌ってもらいたい コーラス練習 →"ラジオ体操第1!" 8.Do They Know It's Christmas 江藤良人(ドラム)の紹介 【アンコール】 皆で天使の羽をしょって戻る… "これはココロがキレイな人にしか見えないやつです。 これはココロがキレイな人にしか生えないやつです。" これはKANのレギュラーユニフォームだった…初日は4人とも上下逆さまに着けていた話 しかし、これから歌うのはKANの曲ではなく… →忘年会のシーズンに思い起こしてほしい。 コーヒーカラーに会ったとき、いつかカバーしたいと伝えていた。 クリスマスは家族や友人に感謝する日で、忘年会もこの1年に感謝 ある居酒屋でサラリーマンの悲哀を目撃… サラリーマンのグループが来店していて、ちょうどその上司の誕生日だったようで、部下がスティーヴィー・ワンダーの「Happy Birthday」を歌おうと言って"せーの"で歌おうとしたら、その上司だけ定番のワルツの「♪Happy birthday to you~」と歌い出し、結局部下も引っ張られ、何事もなかったかのように"カンパーイ" 9.人生に乾杯を ”KANちゃん、メリークリスマス!+良いお年を! …あ、この羽、SNSに書かないでね。書いたらココロが汚い人ですよ” ―という挨拶で締めていた竹善さんですが、KANちゃんへのリスペクト満載の演出があった2023年のクリスマスツアーも全公演終了後だし、 もとより週刊ペースの当ブログで、他のブログとの兼ね合いもあって2024年の年明け1発目にアップと決めていたレポなので、 今なら載せても構いませんよね。 下書きとイラストは年内に用意しておきましたが。 そもそも、12/25の最終公演の後、竹善さんや青柳さんのフェイスブックにはアップされていましたので。 考えてみたら(みなくても)「Tell Her About It」で幕開けだったビッグバンドジャズとの共演のステージや、竹善さんの3枚のクリスマスアルバムは「2010年代」でした。 そこから、いかに新型コロナウイルス感染拡大の3年間に大きな溝が空いてしまったかを、つい考えてしまいます。 竹善さんの敬愛するボビー・コールドウェルやKANちゃんが天国へ行ってしまったし、私は私で結婚と喘息発症とパンデミックで音楽は辞めたも同然ですし…(再開したくなるかもしれないとしても) 肺気胸という病気は、確かトランぺッターなど管楽器のプレイヤーの職業病という風に読んだ記憶があるのみですが、 ご病気のことと、11月の公演をすべてキャンセルという告知を聞いた当初は心配したものの、 回復して12月のライブは予定どおり開催されて本当に良かったです。 大阪公演当日に、1部だけ先に行ったファン友から、トークは楽しかったけど1曲増やしてくれた方が嬉しかった、という不満を聞きました。 その後、私と同じく2部だけ来て帰路で一緒になったファン友は、病み上がりだから曲を減らしたのかも、と推測していましたが、 ビルボードは基本2部制で時間管理が厳しいのにトークが盛り上がり過ぎて時間を忘れたら運営側が困りまっせ ―それ故、配信で観たものの本編だけで2時間半となってバテてしまってアンコールを待たずに本編だけでドロップアウトした前回のクリスマスライブ以来、配信を観るのは時間枠の厳しい会場の時にしようと決め、そのためSING LIKE TALKINGの35周年記念ライブの配信も見なかったんですが。 なので…今年こそはSLTのライブを生で見たい!と思っています。 さて678901アクセス目の上りの階段を踏む読者様はどなたでしょう!? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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明けましておめでとうございます。
当面、今のような、きっちり週刊ペース(時に、更新する曜日を変えたい場合は遅らせるのではなく前倒しにする)で続けてまいります。 (2024年01月13日 17時19分46秒) |