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まろ0301

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2008.11.01
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カテゴリ:カテゴリ未分類
 田母神俊雄航空幕僚長の論文「日本は侵略国家であったのか」の要旨は次の通り。

 日本は朝鮮半島や中国大陸に一方的に軍を進めたことはない。日清戦争、日露戦争などによって国際法上合法的に中国大陸に権益を得て、これを守るために軍を配置した。

 我が国は蒋介石により日中戦争に引きずり込まれた被害者だ。

 日本政府と日本軍の努力で(満州や朝鮮半島の)現地の人々は圧政から解放され、生活水準も格段に向上した。

 日本はルーズベルトの仕掛けたわなにはまり真珠湾攻撃を決行した。

 大東亜戦争後、多くのアジア、アフリカ諸国が白人国家の支配から解放された。日露戦争、大東亜戦争を戦った日本の力によるものだ。

 東京裁判は戦争責任をすべて日本に押しつけようとした。そのマインドコントロールが今なお日本人を惑わせている。自衛隊は領域の警備もできない、集団的自衛権も行使できない、武器の使用も制約が多い、攻撃的兵器の保有も禁止されている。がんじがらめで身動きできない。このマインドコントロールから解放されない限り、我が国を自らの力で守る体制がいつになっても完成しない。

 多くのアジア諸国が大東亜戦争を肯定的に評価していることを認識する必要がある。我が国が侵略国家だったなどというのはぬれぎぬである。 朝日11月1日

 

☆アパグループのHPで、「論文」を見てみた。以下、感想を述べる。

 

 第一に、張作霖爆殺も、日中戦争も、日米開戦もすべて「コミンテルンの陰謀の一環」であったと説明がなされている事。いやー、コミンテルンって世界最強の組織だったんですね。

 しかし、「張作霖爆殺もコミンテルンの仕業」なんてガセネタにいつまでしがみついているのか。櫻井良子も罪なことをするもんだ。

 

 第二に、強弁するとはこういう言い方をするのだなという実物教育のような「論文」である事だ。少し引用してみよう。


 「現在の中国政府から『日本の侵略』を執拗に追求されるが、わが国は日清戦争、日露戦争などによって国際法上合法的に中国大陸に権益を得て、これを守るために条約等に基づいて軍を配置したのである。これに対し、圧力をかけて条約を無理矢理締結させたのだから条約そのものが無効だという人もいるが、昔も今も多少の圧力を伴わない条約など存在した事がない。」

 

☆「追求」は、正しくは「追及」。「輝かしい日本の歴史を取り戻さなければならない」と大見得を切る前に、正しい日本語を学びなおす事が必要であり、この程度の事も訂正できなかった審査委員長・渡辺昇一の「国語力」も疑われねばならない。
 もう一箇所は、「韓国の実行支配」。正しくは「実効支配」。話にならない。誤植なのか、変換ミスなのかしらないけれど、(1)よくもこんな「論文」を麗々しく掲載したものである。

 そして、「多少の圧力」。韓国が併合される過程でふるわれたのは「多少の圧力」であったのか?

 

 「もし日本が侵略国家であったというのならば、当時の列強といわれる国で侵略国家でなかった国はどこかと問いたい。よその国がやったから日本もやっていいということにはならないが、日本だけが侵略国家だといわれる筋合いもない。」

 

☆ここは、「列強と同じように、日本も侵略国家であった」と認めているようなものではないか?「列強は侵略国家ではなかった」という理解は、歴史学の世界では一般的ではない。語るに落ちるとはこのことだ。

 

 第三に、時代錯誤としか思えない歴史認識が開陳されている事。

 「わが国は国民党の度重なる挑発に遂に我慢しきれなくなって1937年8月15日、日本の近衛文麿内閣は『支那軍の暴戻をヨウチョウし以って南京政府の反省を促す為、今や断乎たる措置をとる』という声明を発表した。我が国は蒋介石により日中戦争に引きずり込まれた被害者なのである。」

 

☆「度重なる挑発」を企画し実行したのが日本軍であったことは、戦後の歴史研究の中で明らかになっている事である。あくまで日本は「被害者」であると言いたいようだ。

 今探していて見つからないのだが、国定教科書に、上に引用した文章とほぼ同じ文章があったことを思い出した。探し当てたら紹介したい。

 

 第四、これが最大の問題だと思うのだが、「日本は中国、朝鮮に対していい事をしてやった。日本人と同じように扱い、日本人にしてやろうとした」という意識である。他民族の民族性を剥ぎ取って、「日本人にしてやる」と言うことを何の疑問も持たずに「いい事」であると思い込むこのノーテンキさは、化石としか言いようがない。

 で、末尾で、東京裁判の呪縛から逃れねばならない、日本人としての誇りを取り戻せ、と主張し始める事との矛盾も気がついていない。整合性を持たせようと思えば、「日本人はアメリカによって占領されたのだから、ますますアメリカ人化し、名前もアメリカ風にし、言葉も英語にしたらどうだ」と説くべきであろう。

 

 「朝鮮の政治は代々の総督がひたすら一視同仁のおぼしめしをひろめることに力をつくしたので、わずか30年ほどの間に、たいそう進みました。したがって世の中はおだやかになって産業は開発され、中でも農業や鉱業の進みが著しく、近年は工業の発達も目覚しく、海陸の交通機関はそなはり、商業がにぎはひ、貿易は年ごとに発展してゆきました。また教育がひろまり文化がすすむにつれて、風俗やならはしなどもしだいに内地とかはりないようになり、制度もつぎつぎと改められて、内鮮一体のすがたがそなはってゆきます。地方の政治には自治がひろまり、教育も内地と同じきまりになりました。とりわけ陸軍では特別志願兵の制度ができて、朝鮮の人々も国防のつとめをになひ、すでに戦争に出て勇ましい戦士をとげ、靖国神社にまつられて、護国の神となったものもあり、氏を称へることがゆるされて、内地と同じに家の名前をつけるやうになりました。今日では朝鮮地方2300万の住民は国民総力朝鮮連盟を組織し、一斉に皇国臣民の誓詞をとなへて信愛協力し、内鮮一体のまごころをあらはし、忠君愛国の志気にもえて、みなひとすぢに皇国の目あてに向かって進んでいます。」(「初等国史」第六学年第二十五課「東亜のかなめ」 『15年戦争学習資料』(上)p184安達喜彦 汐文社)

 

  上に引いた『初等国史』は1941年のものである。田母神の頭の中は、1941年のこの本の認識から一歩も前進していない。「頭は戦前、身体は戦後」とでも言ったらいいのかな。

 

 「戦後の日本においては、満州や朝鮮半島の平和な暮らしが、日本軍によって破壊されたかのように言われている。しかし実際には日本政府と日本軍の努力によって、現地の人々はそれまでの圧政から解放され、また生活水準も格段に向上したのである。」

 

☆強制連行のことは一言も触れられていない。創氏改名も、日本語教育の強制もすべて「内鮮一体」として肯定されるようだ。

 戦後の日本は、アメリカ軍とアメリカ政府のおかげで「それまでの圧政から解放され、また生活水準も格段に向上したのである」と書き直したらどうだ?それでこそ米軍との共同作戦を進め、アメリカ政府の要求にそって自衛隊員の命を差し出そうとしている国の軍隊の指導者にふさわしい。
 


 「多くのアジア諸国が大東亜戦争を肯定的に評価していることを認識しておく必要がある。タイで、ビルマで、インドで、シンガポールで、インドネシアで、大東亜戦争を戦った日本の評価は高いのだ。そして日本軍に直接接していた人たちの多くは日本軍に高い評価を与え、日本軍を直接見ていない人たちが日本軍の残虐行為を吹聴している場合が多いことも知っておかなければならない。」

 

というに至っては、噴飯ものを通り越して、哀れにさえ感じる。特に、「日本軍を直接見ていない人たちが日本軍の残虐行為を吹聴している」という部分については、各国語に翻訳してその当否を各国の体験者の方々に聞きたいものである。

 

 「大東亜共栄圏」構想を文字通りに受け取って、現地の人々と日本軍との間の架け橋になろうとした人物がいたことは事実である。

 私の父は海軍の軍属として台湾に渡った。戦後、台湾から、「あの時はお世話になりました」と来日された方があって、両親は台湾旅行に招待された。私はそんな父を誇りに思う。しかし、それを以って、「日本の台湾統治は成功した」とも、「日本人は台湾のためにいい事をした」とも言いたくはない。他国を植民地にして支配するというのは、その国の人たちの中に消す事ができない痛みを残す事になる、そんなこともわからずに田母神は戦後を生きてきたのかと思うと、一教師として恥ずかしくなる。

 

 最後に大岡昇平の『レイテ戦記』を引く。

 

 「レイテ島の戦闘の歴史は、健忘症の日米国民に、他人の土地で儲けようとする時、どういう目に遭うかを示している。それだけではなく、どんな害をその土地に及ぼすものであるかも示している。その害が結局自分の身に撥ね返って来ることを示している。死者の証言は多面的である。レイテ島の土はその声を聞こうとする者には聞こえる声で、語り続けている。」(『レイテ戦記』大岡昇平 中公文庫(下)p323)

 

 田母神の耳の中には、「戦前」という埃がしこたま詰まっているようだ。


注(1)このようなやり方、つまり、誤植、写真のミスなどをあげつらって論文全体を否定する論法は渡辺がよくやる手法である。






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Last updated  2008.11.02 20:47:58
コメント(31) | コメントを書く


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わかった   万年浪人 さん
こんな論文、よく通ったな、と思ったら。
渡部昇一だ、それで全てがわかった。
この人、ほんと学者ともいえないヘンな理論で人を攻撃する。それもトンデモないことで。
こんなところで才能を発揮してたんだ。

それにアパグループ、いろいろ裏工作が見え隠れする企業。

うわ、悪人どもの凝縮だよ。

なにより、こんなヘンテコな思想の持ち主が軍部の中枢にいること自体が、「あの時代」を想起させて、ゾッとしますね。 (2008.11.01 14:14:33)

Re:田母神幕僚長更迭(11/01)   ねこじゃらし0714 さん
昨日、この記事について、yahooではこの論文に対して肯定的な意見が圧倒的(というか肯定的な意見ばかり)でした。それも何千という数字で賛成と…。こうやって組織的にデマを流すのだなと思ったのと、恐い時代に来ているということを実感しました。もっと批判した記事が出てしかるべきなのに。

生徒にも、どうやればデマがまかり通るかということに気づく力をつけたいですね。 (2008.11.01 19:24:07)

胡散臭い   まろ0301 さん
万年浪人さん

>こんな論文、よく通ったな、と思ったら。
>渡部昇一だ、それで全てがわかった。
>この人、ほんと学者ともいえないヘンな理論で人を攻撃する。それもトンデモないことで。
>こんなところで才能を発揮してたんだ。

☆「学者」だそうですし、「知的生活」についての本も書いてベストセラーになったといいますが、何が知的なんだか・・。

>それにアパグループ、いろいろ裏工作が見え隠れする企業。>うわ、悪人どもの凝縮だよ。
>なにより、こんなヘンテコな思想の持ち主が軍部の中枢にいること自体が、「あの時代」を想起させて、ゾッとしますね。

☆自衛隊という閉鎖社会の中にいて一般常識が育たなかった、と軍事評論家の小川和久氏がコメントしてましたね。シビリアンコントロールの面からも由々しき問題だと。
(2008.11.01 19:37:06)

閉塞感が   まろ0301 さん
ねこじゃらし0714さん
>昨日、この記事について、yahooではこの論文に対して肯定的な意見が圧倒的(というか肯定的な意見ばかり)でした。それも何千という数字で賛成と…。こうやって組織的にデマを流すのだなと思ったのと、恐い時代に来ているということを実感しました。もっと批判した記事が出てしかるべきなのに。
>生徒にも、どうやればデマがまかり通るかということに気づく力をつけたいですね。

☆閉塞感があるのかなと思います。いらいらしていて未来が見えない、ついでに勉強もしていない。
 それは簡単に騙されますね。
 ホントに赤子の手をねじるよりもたやすいでしょう。
(2008.11.01 19:39:30)

Re:田母神幕僚長更迭(11/01)   maya さん
仮想敵が自国史になってしまったんでしょうか。
攻撃する相手がいないと、自分が成り立たないような存在にならないこと。
組織でも人でも、それが大事なんじゃないでしょうか。
自分を内省する方が余程大事です。
歴史はとても複雑です。だからこんなに単純に言い切る論文は怪しいと思うくらいのセンスは持ちたいと思います。 (2008.11.01 19:59:42)

なるほど!!   まろ0301 さん
mayaさん
>仮想敵が自国史になってしまったんでしょうか。

☆なるほど、言い得て妙であります。その通りですね。で、戦前・戦中の史観を総動員して戦っているという状態ですね。

>攻撃する相手がいないと、自分が成り立たないような存在にならないこと。
>組織でも人でも、それが大事なんじゃないでしょうか。
>自分を内省する方が余程大事です。
>歴史はとても複雑です。だからこんなに単純に言い切る論文は怪しいと思うくらいのセンスは持ちたいと思います。

☆最初はもっと長いと思っていました。娘に印刷頼んで、八ページときいて拍子抜け。通読して更に脱力しました。
 よくもこんな「論文」を第一席にしたもんだと思いましたね。さすが渡辺昇一大先生。
(2008.11.01 21:10:32)

ねこじゃらし0714さんへ    わど さん
>それも何千という数字で賛成と…。こうやって組織的にデマを流すのだなと

そんな組織の代表は自衛隊そのものだそうです。ネットでの言論誘導を、国内治安の重要な戦略として位置づけているんでしょう。CIAのように。いまの自衛隊員はネットづけだー。機密文書も流します。 (2008.11.03 13:41:04)

hidari   hidari さん
左 IPどうぞ (2008.11.04 21:57:30)

意見   常識人 さん
この機会に、近代史を検証しなおしてみるとよい。国家は国益によって動く、他国のために動くのではない。利害関係が相反するときの最終手段が戦争である。どこが正義で、どこが悪ということは無い、お互いにいいぶんはある。弱いほうが負ける。ただそれだけである。この歴史を繰り返してきた。田母神幕僚長は、自虐的な戦後の間違った歴史認識に異を唱え持論を展開しただけだ。ほとんど当たり前のことを言ったまでだ。まあいかに戦後教育が間違っていたか、このコメントの他の意見を読むとひどいものだ。 (2008.11.07 09:36:16)

退職金は関係ない   暇人 さん
シビリアンコントロールという体制上、立場をわきまえず国の見解を否定するような発言することは確かに問題があると思う。
持論を展開したいのであればその立場を退いてからいくらでもやればいいと思う。
しかし退職金までやらない、辞退しろと言うのは行きすぎ。更迭されるまでは分かるが退職金まで奪われる程の「悪事」を働いたわけではない。

そして国会もメディアも中韓が冷静に見ているのにいつまでもこの問題を取り上げていると、揚げ足を取られかねないので、もういいかげんにして経済問題を優先して。 (2008.11.12 09:34:24)

どんな問題があるかも明らかに・・・   まろ0301 さん
暇人さん

>シビリアンコントロールという体制上、立場をわきまえず国の見解を否定するような発言することは確かに問題があると思う。
>持論を展開したいのであればその立場を退いてからいくらでもやればいいと思う。
>しかし退職金までやらない、辞退しろと言うのは行きすぎ。更迭されるまでは分かるが退職金まで奪われる程の「悪事」を働いたわけではない。

☆懲戒免職にして裁判に持ち込まれるとその間給与を支払わねばならないがそのほうが問題ではないかと政府関係者が言ってましたが、それは逃げですね。正面から懲戒処分とした方が良かったと思います。

>そして国会もメディアも中韓が冷静に見ているのにいつまでもこの問題を取り上げていると、揚げ足を取られかねないので、もういいかげんにして経済問題を優先して。

☆半分賛成です(経済問題待ったなしですから)。というのは、自衛隊の中の教育がどのようなものであったかという点にまで踏み込んで報道がなされるようになりましたから、この際徹底的にやったほうがいいのではと思っています。
 中・韓が冷静に見ていてくれるだけに。

 書き込み有難うございました。
(2008.11.12 20:51:18)

これを機会に勉強します。   通りすがりの若者 さん
とりあえず、田母神さんの処置は、専門家に任せて、私は、これを機会に勉強しなおしたいと思います。

歴史については、小中高で習った程度の知識はあります。田母神さんの論文と村山談話については、原文を読みました。そんな私ですが、この程度の知識では、根拠付けられた見解をもつに至りませんでした。

しかし、私の周りでは、ほとんどの人が私と同程度の知識で、好き勝手に意見を言っているように思われます。みなさん、出所のはっきりした根拠をもっているのでしょうか?疑問です。

田母神さんを批判することは簡単ですが、私たちが今すべきことは、根拠付けられた意見をもって話し合うことたと思います。

ですから、私は「日本は侵略国家であったのか」について、もう一度よく勉強しなおそうと思います。

長文失礼しました。 (2008.11.12 23:39:45)

これが論文?   anceps さん
実にいい記事です。思わず快哉を叫びました。同感です。
しかし、これが空幕長ともあろう人の論文ですか。言い古されたデマを並べただけじゃないですか。審査員が渡辺昇一とはちっとも知りませんでした。あの人嫌いですけれども、少なくとも学者の端くれではあると思っていたのですが。ひどいものですね。
実は初めからあの人に300万やることになっていたのだと思います。だとすれば審査の必要もないわけです。全部グルですよ。懲戒免職なぞ初めから考えていないのですよ。
こんなみっともない論理で引っ張っていかれないように頑張らないといけませんね。 (2008.11.12 23:50:04)

Re:これを機会に勉強します。(11/01)   at20 さん
歴史を勉強し直す。素晴らしいことですね。それにしても、某新聞社の論調、自社の主張に合わないことは、シビリアンコントロールの名の元に封殺しようとするとは。さすが『コトバのチカラ』?昔のことなど一切謝罪する必要などない。それが歴史。南の国々へ旅行したら、欧州諸国が、荒らしまわった跡が今でものこっている。英語がネイティブでも無いのに通じる。一時、欧州のある国でも、自虐史観が流行ったそうだが、今は、どうなの?
田母神氏の主張、読む価値ありと思いますが。 (2008.11.13 00:05:48)

教えてください   世間知らず さん
1、アジアというエリアは何カ国あるのですか?
2、植民地→?併合→その後謝罪・補償のケースはどれくらいあるのですか?
勉強してなくすいません、簡潔に教えてくださいませ。 (2008.11.13 02:11:38)

考え方   bar.a さん
勿論航空幕僚長としての公式論文では
大いに問題有りだとは思います
日本政府の公式見解とは一般的に見て誤差が有りすぎますね
田母神氏も航空幕僚長を退職してからであれば
若しくは自分の仲間建ちの間での持論であれば
何の問題も無かったと思います
 
こう言う歴史問題の中で
僕が何時も感じるのは
今の道徳で若しくは今の世界感で
歴史を論じるのは無理が生じると思います
当時当たり前であった事が
今では非道徳な事も多い筈です
それを踏まえて論議するのであれば
大いに結構な事と思っております

田母神氏の論文には僕にも稚拙な部分も感じますが
それなりに日清日露並びに太平洋の戦争も踏まえて
当時の世界標準であった事だと感じます

だからと言って戦争を正当化するつもりは無いです
ただ 今の主観を当時に当て嵌めるのは
僕には無理が生じると感じています
結局は田母神氏の擁護のような文章になってしまいまいたが
僕が言いたかったのは
その時代に戻って
その時代の考え方の
日本人?否アジア人?アフリカ人?
そして欧州をはじめとする白人?
当時の世界観を見直してみるのも一つの案かも

長々と失礼しました

僕の中で一番は
田母神氏の公での論文は
戦後の日本をもう一度
良しき?につれ悪しきにつれ
見直させてくれる事に繋がったと思っております


(2008.11.13 04:26:10)

Re:退職金は関係ない(11/01)   おいらは右翼? さん
シビリアンコントロールの体制上田母神さんの論文にはちょっと行き過ぎた面があったと思います
この論文を現役を退いて発表したなら良かったのにとも思いますが、現役を退いてこの論文を発表したところで、誰も評価はしてくれないと思いますが・・・多くの本で紹介されていることをただ、自分の言葉のように直しただけの論文のような気が・・

ただ、日本が侵略国家であったという問題について、私的見解からすると、やはりその時代の多くの国家と同様侵略国家といわれればそうなのかなぁという気はします。しかし、我々の敬愛する祖先たちが、本当に鬼畜のように他国を侵略して虐殺を行ってきたのかというとそうではないと思います。私が、もし従軍して昨晩まで寝食を共にした仲間が倒されれば、怒りを覚えるだろうし敵討ちにも行くと思います。それが戦争というものでありだから多くの先人たちは戦争はいかんのだという言葉を我々に残してくれたのだと思う。

私は、我々子孫のために、また当時の家族のために戦地へ出向いていってくれた先人たちに対して感謝することはあれ、決して否定などはしてはならないと思います。

多くのマスコミに感化され、決して先人たちを非難するようなことが無いことを祈ってます

(2008.11.13 11:52:57)

侵略という考え方   まろ0301 さん
おいらは右翼?さん

従軍して昨晩まで寝食を共にした仲間が倒されれば、怒りを覚えるだろうし敵討ちにも行くと思います。それが戦争というものでありだから多くの先人たちは戦争はいかんのだという言葉を我々に残してくれたのだと思う。

☆従軍兵士への聞き取りでも、戦友が殺された時に復讐心の塊となって・・というケースが圧倒的に多いようです。兵士は戦場の悲惨さを一番知っていますから、「もう戦争はこりごり」という気持も強いと推察しています。

>私は、我々子孫のために、また当時の家族のために戦地へ出向いていってくれた先人たちに対して感謝することはあれ、決して否定などはしてはならないと思います。

☆多くの兵士は赤紙を拒否できませんでした。そして戦場へ送られ、生還した場合でも一生消えない心の傷を負った人が多かったと思います。戦場での体験を家族にも話さずに亡くなった方も多いでしょう。
 ただ、兵士と、軍上層部の人々の責任とは分けて考えるべきではないかと思っています。
 愚劣としか言いようがない作戦を立てて兵を多数死地に追いやった将官たちの責任は徹底的に追及されてしかるべきかと思います。

>多くのマスコミに感化され、決して先人たちを非難するようなことが無いことを祈ってます

☆多くの夢を抱きながら戦地に散った人たちの死は悼まれるべきであると思います。
 ただ、その兵たちが心ならずも殺害してしまったアジアの地域の多くの非戦闘員の人たちへの哀悼の心もまた忘れてはならないものではないかと思います。
 敵味方ともに悼む、これが古来からの日本人の精神である事は長谷川伸『日本捕虜志』(中公文庫)に教えられました。

 書き込み有難うございます。 (2008.11.13 19:44:11)

私の場合は   まろ0301 さん
通りすがりの若者さん

>しかし、私の周りでは、ほとんどの人が私と同程度の知識で、好き勝手に意見を言っているように思われます。みなさん、出所のはっきりした根拠をもっているのでしょうか?疑問です。

>田母神さんを批判することは簡単ですが、私たちが今すべきことは、根拠付けられた意見をもって話し合うことたと思います。

>ですから、私は「日本は侵略国家であったのか」について、もう一度よく勉強しなおそうと思います。

☆私の場合は、高校の授業は大正で終わってしまいましたから独学です。
 とにかく読みました。教師という職業についてしまってからは、太平洋戦争までしっかり教えるようにしています。
 今から40年近く前ですからまだ戦争を体験された方(兵士として、子どもとして)もたくさんいらっしゃいましたからそういう方たちからお話を伺う機会ももてました。
 私自身まだ学びの途中です。
 このような問題については折にふれて自分の考えをまとめてみる事にしているのですが、まだまだです。
 私も学んでいく気持は忘れないようにしたいと思っています。

 書き込み有難うございました。 (2008.11.13 20:22:34)

レポート   まろ0301 さん
ancepsさん
>実にいい記事です。思わず快哉を叫びました。同感です。
>しかし、これが空幕長ともあろう人の論文ですか。言い古されたデマを並べただけじゃないですか。審査員が渡辺昇一とはちっとも知りませんでした。あの人嫌いですけれども、少なくとも学者の端くれではあると思っていたのですが。ひどいものですね。
>実は初めからあの人に300万やることになっていたのだと思います。だとすれば審査の必要もないわけです。全部グルですよ。懲戒免職なぞ初めから考えていないのですよ。
>こんなみっともない論理で引っ張っていかれないように頑張らないといけませんね。

☆私は、歴史を専門として研究している学者の方たちをうならせるような論文が出てきたのであれば、第一席でもいいと思います。
 実証に基づいた新発見でもあれば。
 そんなものはどこにもありません。
 このお粗末なレポートを日本の幕僚長が書いたと知られたらそれこそ国辱モノです。
 
 書き込み有難うございます。
(2008.11.13 20:26:52)

それが間違いだと思います。   まろ0301 さん
at20さん
>歴史を勉強し直す。素晴らしいことですね。それにしても、某新聞社の論調、自社の主張に合わないことは、シビリアンコントロールの名の元に封殺しようとするとは。さすが『コトバのチカラ』?昔のことなど一切謝罪する必要などない。それが歴史。南の国々へ旅行したら、欧州諸国が、荒らしまわった跡が今でものこっている。英語がネイティブでも無いのに通じる。一時、欧州のある国でも、自虐史観が流行ったそうだが、今は、どうなの?

☆私は自国の歴史の暗部をきちんと見つめる事のできない欧米諸国こそが大間違いであると思っています。
 その根拠については少し前の「歴史の真実?そんなのかんけーねぇ」をご覧下さい。
 私は日本が、自国の暗部も見つめられないような薄汚い国になってほしくない、そう思っています。

>田母神氏の主張、読む価値ありと思いますが。

☆最近は、中学生でももっとマシな論文を書きますよ。
 書き込み有難うございました。
(2008.11.13 20:32:39)

アジア   まろ0301 さん
世間知らずさん
>1、アジアというエリアは何カ国あるのですか?

☆帝国書院の地図帳によりますと39カ国のようです。

>2、植民地→?併合→その後謝罪・補償のケースはどれくらいあるのですか?

☆欧米諸国が植民地にしていて後に謝罪したというようなケースは大変に稀です。
 エリザベス女王がニュージーランドの植民地化に対して謝罪したという例ぐらいでしょうか。
 謝罪と補償で最も際立っているのはドイツと日本でしょう。対象と内容については違いがありますが、ともに敗戦国としてヨーロッパとアジアで生きていくためには必要ではなかったかと思います。
 そして、両国ともに「自国の過去」を見つめる機会を持てたという事は良かったと思います。

>勉強してなくすいません、簡潔に教えてくださいませ。

☆ヨーロッパの国で他にも謝罪と補償を行っている国はあるのではないかと思いますが、私も勉強不足です。
 書き込み有難うございました。 (2008.11.13 20:41:34)

難しい問題   まろ0301 さん
bar.aさん
 
>田母神氏の論文には僕にも稚拙な部分も感じますがそれなりに日清日露並びに太平洋の戦争も踏まえて当時の世界標準であった事だと感じます

☆田母神氏の論文の過ちは、現代史研究の水準を無視して、「トンデモ」の世界に入ってしまっている事だと思います。
 朝日で、秦さん、保阪さん、今日は北岡さんが批判されていましたが、共通しているのは、「初歩的な事実誤認」を指摘されている事でした。

>その時代に戻って
>その時代の考え方の
>日本人?否アジア人?アフリカ人?
>そして欧州をはじめとする白人?
>当時の世界観を見直してみるのも一つの案かも

☆ただ、第一次大戦後は、「侵略戦争=間違い」という考え方はすでに確立されていますから、第二次大戦では「侵略ではなくて自衛」という考え方が出てきます。
 当時の人々の考え方の中に身をおいてみるというのは、思考実験としては面白いのですが、私たちはあくまで2008年に生きているわけですから、その後、人類の英知の中に何が付け加わったかについて無知であるわけには行かないと思います。
 ただ、「今」という高みにたって「過去」を裁断する事については慎重であらねばならないという点については同感です。

>僕の中で一番は
>田母神氏の公での論文は
>戦後の日本をもう一度
>良しき?につれ悪しきにつれ
>見直させてくれる事に繋がったと思っております

☆私にとっては、考えをまとめる機会となりました。
 書き込み有難うございました。
(2008.11.13 20:52:30)

日本人の自信をなくさせているの田母神だ。   暇なおじさん さん
元幕僚長のおじさんの考えを100%正しいと仮定してみましょう。ということは、日本は全てハメラレテ戦争に突入したことになります。戦争をするための戦略の最も高度で最も最初に考える事は敵を騙すことなのです。ということは、日本帝国軍人は戦争の最も最初の段階で負けていたことになります。事実そうなのですが。これは日本の歴史的恥です。その恥をわざわざ論文に書いて騒いでいるのは・・・それこそ日本の恥です。元幕僚長のおじさんよ、一体君はどんな戦争の仕方を勉強してきたんでしょうネ。 (2008.11.14 10:30:10)

恥の上塗り   まろ0301 さん
暇なおじさんさん

>元幕僚長のおじさんの考えを100%正しいと仮定してみましょう。ということは、日本は全てハメラレテ戦争に突入したことになります。戦争をするための戦略の最も高度で最も最初に考える事は敵を騙すことなのです。ということは、日本帝国軍人は戦争の最も最初の段階で負けていたことになります。事実そうなのですが。これは日本の歴史的恥です。その恥をわざわざ論文に書いて騒いでいるのは・・・それこそ日本の恥です。元幕僚長のおじさんよ、一体君はどんな戦争の仕方を勉強してきたんでしょうネ。

☆「頭脳明晰な帝国軍人たちが騙されるほど敵はずる賢かった」ということになりますが、「孫子」によれば、敵を欺いて勝利を収める事も「あり」というのが戦争なのですから結局、騙された方が馬鹿ということになるでしょうね。
 田母神氏の「論文」がスカスカなのは、彼が使っている論理を逆に使われたら手も足も出なくなるというところにあるので、私もやはり国辱モノの「論文」であると思います。
 防衛相でしたか、「うぬぼれの強い方ですから」と言ってましたが。

 書き込み有難うございました。 (2008.11.14 17:01:54)

もねそみ   みの さん
自分の国を貶めて楽しそうだね。

まっとうなわが国の人間ではないのではないか。

もしかして、外人かな。 (2008.11.17 21:04:26)

恥さらし   まろ0301 さん
みのさん
>自分の国を貶めて楽しそうだね。
>まっとうなわが国の人間ではないのではないか。
>もしかして、外人かな。

☆田母神氏の論文は英訳されて海外に紹介されるそうです。
 これを恥さらしと言います。
 「まっとうなわが国の人間」?
 日本は、古来より日本を批判する人間の手によって新しいものを付け加えてきました。
 その事も知らないとは・・・笑止千万であります。 
 あなたは、「日本人である」事以外に誇る事がなさそうですね。悲しい事です。 (2008.11.17 23:08:31)

Re:恥さらし(11/01)   bar.a さん
まろ0301さん
>みのさん
>>自分の国を貶めて楽しそうだね。
>>まっとうなわが国の人間ではないのではないか。
>>もしかして、外人かな。

>☆田母神氏の論文は英訳されて海外に紹介されるそうです。
> これを恥さらしと言います。
> 「まっとうなわが国の人間」?
> 日本は、古来より日本を批判する人間の手によって新しいものを付け加えてきました。
> その事も知らないとは・・・笑止千万であります。 
> あなたは、「日本人である」事以外に誇る事がなさそうですね。悲しい事です。
-----
まず最初にびっくりしました
タイトルが「恥さらし」・・・
僕の最初の書き込みに対して
あれだけ親切に返信してくれた貴方がまさかの・・
多分ご承知だとは思いますが
僕は田母神さんの論文を
否定より肯定よりです
それでも否定論者に「恥さらし」
のタイトルを付けようなどとは
どんな形であれ
此処に書き込んでくれた事への感謝の気持ちが
僕にはまるっきり感じられません
(内容が貴方に対する冒涜的な意見でも)

この問題で僕に対しての返信を読んだ時の
嬉しかった気持ちがぶっとびました
残念です (2008.11.29 04:39:40)

「恥さらし」とは誰に対して向けられた言葉か   まろ0301 さん
bar.aさん

☆田母神氏の論文は英訳されて海外に紹介されるそうです。
>> これを恥さらしと言います。
>> 「まっとうなわが国の人間」?
>> 日本は、古来より日本を批判する人間の手によって新しいものを付け加えてきました。
>> その事も知らないとは・・・笑止千万であります。 
>> あなたは、「日本人である」事以外に誇る事がなさそうですね。悲しい事です。
>-----
>まず最初にびっくりしました
>タイトルが「恥さらし」・・・
>僕の最初の書き込みに対して
>あれだけ親切に返信してくれた貴方がまさかの・・
>多分ご承知だとは思いますが
>僕は田母神さんの論文を
>否定より肯定よりです
>それでも否定論者に「恥さらし」
>のタイトルを付けようなどとは
>どんな形であれ
>此処に書き込んでくれた事への感謝の気持ちが
>僕にはまるっきり感じられません
>(内容が貴方に対する冒涜的な意見でも)

>この問題で僕に対しての返信を読んだ時の
>嬉しかった気持ちがぶっとびました
>残念です

☆「恥さらし」とは、田母神「論文」が英訳されて海外に紹介されることに対してつけた言葉です。
 私はあなたのご意見には同調できませんが、あなたのご意見に対して「恥さらし」などというタイトルはつけません。
(2008.11.29 08:26:29)

頑張って下さい   暇人 さん
公務員化した自衛隊には日本を守る事は出来ないと考えていましたが、田母神さんを知ってまだまだ芯のある人が自衛隊にもいると分かり納得した。立場の事はあるが日本は日本人で守る自主防衛が基本、アメリカなどは役に立たない勝手な国である。田母神さんの発言には歴史観、考え方も共感できる!メデイア、評論家、政治家などに負けず頑張って欲しい! (2008.12.09 09:45:55)

というようなことは   まろ0301 さん
暇人さん
>公務員化した自衛隊には日本を守る事は出来ないと考えていましたが、田母神さんを知ってまだまだ芯のある人が自衛隊にもいると分かり納得した。立場の事はあるが日本は日本人で守る自主防衛が基本、アメリカなどは役に立たない勝手な国である。田母神さんの発言には歴史観、考え方も共感できる!メデイア、評論家、政治家などに負けず頑張って欲しい!

☆というようなことはご自分のブログに書き込んでください。
 私は田母神を日本の恥と思ってますので。 (2008.12.09 17:11:24)

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